DX技術用語辞典

by Arsaga Partners

サーバーレス

読み方: さーばーれす

サーバーレスとは

サーバー上でプログラムを実行するために、開発者がサーバ構築や運用を意識することなく、プログラムを実行するための仕組みです。

 

サーバーレス提供プラットフォームが提供する特長として、スケーラビリティ、高い可用性、またpay-as-you-goモデルによる課金形態などが含まれます。

 

歴史

クラウド環境におけるコンピューティングリソースの確保は、伝統的に仮想マシン(VM)やベアメタルマシンが使用されてきました。
ただし、目まぐるしいビジネス環境の変化に追従するためには依然サーバ構築、運用のためのリードタイムが課題となっていました。

 

上記の課題を解決するソリューションとして、
2008年にGoogleがPaaSとして「Google App Engine」を、
2014年にはAmazon Web Serviceで「AWS Lambda」が提供開始されました。

 

現在サーバーレスと呼称されるコンピューティングモデルの代表的な例となっています。

 

サーバーレスにおけるメリット

  • クラウド事業者
    コンピューティングリソースをクラスター化して可用性を高めて提供出来る
  •  

  • オペレーター
    可用性
    スケーラビリティ
    コスト削減
  •  

  • 開発者
    実行コードのみに集中出来る

 

代表的サービス

  • AWS(アマゾンウェブサービス)
    コAWS Lambda(ラムダ)
  •  

  • Microsoft (マイクロソフト)
    Azure Functions
  •  

  • Google (グーグル)
    Google Cloud Functions
  •  

  • IBM (アイビーエム)
    IBM Cloud Functions

 

現場の声

多くのサーバーレスサービスでは、オートスケール機能という、アクセス数や負荷に合わせて自動で設定したスケーリングを行ってくれます。
そのため、サーバを意識せずに開発に集中することが出来ます。

 

また、使用した時間・回数のみ料金が発生するため、コストの可視化しやすく、設計次第ではあるものの、処理の内容によってはコストの大幅な削減が可能となります。

 

 

<執筆・監修>
アルサーガパートナーズ株式会社 DX技術用語集制作チーム サーバーサイドdiv.