【年頭挨拶】変化の時代に適応し、競争優位をつくる新たな章へ

2026年1月5日(月)、アルサーガパートナーズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役会長兼CTO:小俣泰明、代表取締役CEO:渡邉純平、以下「アルサーガパートナーズ」)は、2026年の年頭挨拶として、次のフェーズに向けた当社の取り組みと方針をお知らせします。

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新年、明けましておめでとうございます。皆様と共に、新たな一年を迎えられることを大変嬉しく思います。昨年は、多くの皆様に支えられながら、私たちにとっても大きな変化と前進を遂げた一年となりました。皆さまのご支援に、心より感謝申し上げます。

本年も、変化を前向きに捉えながら、価値創出に向けた挑戦を続けてまいります。皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げますとともに、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

国内回帰と生成AIが切り拓く、次の成長

年頭挨拶泰明さん

⚫︎オフショアから国内回帰へ

2025年は、円安の長期化により海外オフショアの優位性が薄れ、企業の開発体制が「国内回帰」へと大きくシフトした一年でした。同時に、生成AIの社会実装が急速に進展し、アルサーガパートナーズにとっても、日本国内での開発体制強化とAIを活用した価値創出が大きく前進した年となりました。

こうした環境変化のなか、アルサーガパートナーズは“日本発の総合ファーム”として、国内の地方拠点との連携を深めるニアショア開発を軸に、国内開発体制の強化を進めています。6月には熊本支社に第二オフィスを増設し、10月には鹿児島にも新たな拠点を開設しました。地方人材の積極的な育成と採用を通じて、国内で持続的に価値を生み出す体制づくりを一層加速させた一年でもありました。

*参考:日本経済新聞 IT企業のアルサーガ、東京で受注し九州で開発 第2の拠点に

⚫︎生成AI活用の具体事例が積み重なった一年

生成AI活用に取り組む企業が増えているなか、当社においてもお客様の生成AI活用を支援する具体的な事例を着実に積み重ねてきました。

医療業界では、慶應義塾大学病院と「退院サマリ生成支援AI」を共同開発し、医療現場の業務効率化に貢献しています。企業経営の領域では、トリドールホールディングスの「心的資本経営」の推進を支援するため、共同でAI音声システム「ハピネススコアインタビュー」を開発。本システムには、AIとの雑談を通じて従業員の本音を引き出す対話技術を活用しており、同技術に関する特許(特許番号:7763553号)を取得しました。

また、クライアント支援にとどまらず、自社独自での生成AIソリューション開発も推進しています。代表例として、教育現場のDX推進を目的に開発した生成AIシステム「AI+Me(アイミー)」は、千代田区立の全小中学校で導入が順次開始され、次世代教育への貢献を実現しています。

⚫︎これからの時代に求められる「本当のAIエンジニア」

生成AIの普及によって、コードを書く作業はこれまで以上に自動化が進んでいます。しかし、それでもエンジニアの価値が薄れることはありません。重要なのは、無数にある技術の中から最適な手段を選び、システム全体をどう設計するかという“決断”の力です。ここにこそ、本当のAIエンジニアとしての役割と価値が生まれます。

さらに、AIは使い手の知識や理解度によって返答が大きく変わるという特徴があります。深く学び続ける人ほどAIの能力を引き出し、より高度な成果を生み出すことができます。つまり、AIを活用する時代だからこそ、専門性の探求と継続的な学習がこれまで以上に重要になっていきます。アルサーガパートナーズはこの変化を前向きに受け止め、本当の意味でのAIエンジニアが活躍し続けられる環境と仕組みづくりを進めていきます。

⚫︎日本に価値を取り戻し、次の成長へ進む

2026年は、国内開発体制のさらなる強化と、生成AIを軸とした新たな価値創出により、企業や社会の課題解決に一層貢献していきます。

現在、日本ではIT関連コストの多くが海外製ツールのライセンスとして流出しており、デジタル関連サービスの収支赤字(いわゆるデジタル赤字)は、直近の推計で約6.7兆円の規模まで拡大しています。私たちは2025年、その課題に対し“国内で価値を生み出す体制づくり”に取り組んできましたが、2026年はその次の段階として、国産の技術やサービスを適正な価格で提供し、国内で価値が循環する仕組みを実際に拡大していくフェーズに入ります。

アルサーガパートナーズは、国内開発と生成AIの知見を組み合わせ、日本のIT基盤を支えるサービスをより高度に進化させていきます。

本年も、技術への挑戦を続けるとともに、“本当の意味でのAIエンジニア”が活躍できる環境づくりを推進します。皆さまと共に、より良い未来を創る一年にしてまいりますので、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

多様なケイパビリティを組織の競争力へ

年頭挨拶JPさん

⚫︎積み上げてきたケイパビリティを、強みとして昇華するフェーズへ

これまでアルサーガパートナーズは、数年にわたる企業活動の中で、中長期的に価値を届け続けるために必要なケイパビリティを、事業の成長とともに着実に整えてきました。目先の成果を積み上げながらも、その先の持続的な成長を見据え、組織としての基盤を強化してきた期間だったと捉えています。

システム開発事業を軸に事業を拡大する中で、現在の熊本支社であるフロンティアビジョンをグループに迎え入れ、Web制作、マーケティング、クリエイティブ、BPOといった機能を獲得しました。加えて、コンサルティング事業を立ち上げ、企業の経営・事業・組織の課題に深く入り込み、企画・構想の策定から実行までを一気通貫で支援できる体制を強固にしてきました。

また、システム開発事業においても、東京に加え、福岡、鹿児島へと開発拠点を拡大し、地方ニアショア開発体制の強化を進めてきました。さらに、生成AIのケイパビリティを有するアバタッチを仲間に迎え入れることで、より高度で複合的な課題に対応できる体制が整いました。

こうして積み上げてきたケイパビリティを掛け合わせ、領域ごとにエキスパートが集う形で、私たちは「タグ」と呼ぶCoE(Center of Excellence)を編成しています。各タグにリーダーを配置し、特定のインダストリーやテーマ、ソリューションに対してオファリングの策定から提案、デリバリーまでを繰り返すことでアセットを蓄積してきました。あわせて、事業活動だけでなく、人材育成、風土文化づくりといった組織活動もタグの中に位置づけ、中長期的な成長を下支えする仕組みを強固にしていきます。

その積み重ねにより、他社と比較しても優位性を発揮できる領域を磨き上げ、「〇〇といえばアルサーガ」と想起される価値をつくるためのチャレンジを本格化させています。

まだシード期のタグも多い一方で、すでにコンサルティング事業の中では、事業部売上の10%を超えるまでに成長した領域も生まれ始めています。タグを軸に価値あるサービスづくりを進める中で、その思考や判断の型を社内に落とし込み、プロセスとして仕組化していく取り組みも同時に進めていきます。こうした仕組みをつくり続けることで、私たちにしかできない価値を再現性をもって生み出せる状態へと近づけていきます。

⚫︎次の成長フェーズに向けた、経営体制とMVVの進化

これまでアルサーガパートナーズでは、CEOとCTOの役割を一人で担う体制で事業を進めてきました。しかし、事業領域の拡大と複雑化が進む中で、よりスピード感を持って意思決定し、強みとなる領域を磨き切っていくためには、役割と責任を明確に分け、それぞれの強みを活かす体制へ進化させる必要があると判断しました。

CTOは、技術戦略や開発力の高度化に集中し、上流から下流までを見通した一気通貫の実行力を、より深く磨き込んでいきます。CEOは、中長期的な企業成長に向けた意思決定や組織づくりに責任を持ち、どの領域を強みとして定義し、どう成長させていくかという事業の方向性を担います。企画・構想から開発を伴う実行フェーズまで一気通貫でやり切る力と、それを支える高度な技術力。この両立を、これまで以上に高い水準で実現していくための体制です。

経営体制の進化にあわせて、ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)も見直しました。これまでの方向性は変わらないものの、外部環境の変化や、私たち自身が積み上げてきたケイパビリティを踏まえ、本当に向かうべき方向は何かをあらためて言語化しています。

私たちは、競争力を持たせるほどの変革を実現することを目指しています。同時に、クライアントやパートナー、そして仲間一人ひとりが充実感を持って働き、プロジェクトに向き合える組織であることも、同じくらい重要だと考えています。

社会に対する価値創出という大きな物語と、個々人のキャリアや想いに向き合うこと。その両立を図りながら、同じ方向を見て進める一体感のある組織をつくっていく。今回の経営体制の見直しとMVVの刷新は、その意思を明確に示すためのものです。

⚫︎人と組織に向き合い、成長と競争力を生み出す年へ

AIの進化により、業務の効率化や自動化は今後さらに進んでいきます。一方で、課題を定義し、意思決定を行い、人と人の関係性を築きながら価値を形にしていくこと、そしてまだ世に存在しない発想や、公開情報にはない知見をもとに新たな価値を生み出していくことは、これからも人にしか担えない役割です。テクノロジーを深く理解している私たちだからこそ、その可能性だけでなく、技術だけでは事業成果としての価値を出し切れない限界も、強く認識しています。

アルサーガパートナーズはこれまで、優秀な個々のタレントが持つケイパビリティに支えられて成長してきた側面がありました。これからはその力を、タグ(CoE)を軸としたチームと組織の力へと昇華させ、より再現性の高い価値創出へとつなげていきます。強みとなる領域を定義し、戦い方を研ぎ澄ますことは、事業の競争力を高めるだけでなく、人の成長や組織の成熟を促す営みでもあります。私たちは、競争優位性を確立できる領域を明確にし、収益性と生産性を高め、その成果を人と組織へと還元することで、次の挑戦や新たな価値創出へとつなげていきます。

そして、この循環を力強く回していくため、教育と採用への取り組みを一体で強化し、価値創出の中核を担う人材の育成と新たな出会いを、より一層加速させていきます。この循環こそが、私たちにしかできない価値を生み出し続ける原動力であり、クライアントに対する競争力の源泉だと考えています。

2026年は、人にしか生み出せない価値を中心に据えながら、強みを磨き続け、価値創出の質を高めていくこと。その積み重ねを通じて、人と組織が健全に成長し、社会とクライアントに対する提供価値をさらに高めてまいります。

本年も、皆さまとともに価値を創出していける一年にしてまいります。何卒よろしくお願い申し上げます。

■アルサーガパートナーズ株式会社 について

アルサーガパートナーズ ロゴ

アルサーガパートナーズは、東京渋谷に本社を構える総合ファームです。コンサルティングからシステム開発、保守・運用までに至るDXソリューション事業を一貫して担い、業界や業種を問わず多様な課題に対応しています。

「自由な発想と確かな論理で価値を届ける」をミッションに掲げ、多様なケイパビリティ、アセットを駆使し、お客様に寄り添いながら企業の競争力向上を実現します。

本社     :東京都渋谷区桜丘町1番1号 渋谷サクラステージSHIBUYAタワー18階
熊本支社
新市街オフィス:熊本県熊本市中央区新市街8番7 TERRACE87ビル2F
平成オフィス :熊本県熊本市南区江越2丁目24-1
福岡支社   :福岡県福岡市中央区天神一丁目10番20号 天神ビジネスセンター7階
鹿児島オフィス:鹿児島県鹿児島市武1丁目2-10 JR鹿児島中央ビル710・711
代表者    :代表取締役会長兼CTO 小俣泰明、代表取締役CEO 渡邉純平
設立日    :2016年1月
資本金    :14億3,470万円(資本準備金等を含む)
従業員数   :402名(2025年12月末時点)
事業内容   :ワンストップDXソリューション事業
HP        :https://www.arsaga.jp