【生成AI活用実態調査2026】教員の約7割が生徒の「プロンプト設計力」による学びの深まりを実感。一方で、学力や提出物の質の格差拡大が課題

〜生徒のAI活用によって教員業務にも変化が。教育現場が望む今後の活用のあり方とは〜

企業のDXを促進するアルサーガパートナーズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO兼CTO:小俣泰明、以下「アルサーガパートナーズ」)は、全国の教育業界で働く教職員328名を対象に、教育現場における生成AIの現状と組織課題に関する調査を実施しました。

本調査では、教育現場における生徒の生成AI活用の実態と、それに伴う教員業務の変化について分析しています。調査結果から、教員の約7割が「プロンプト設計力(AIへの指示)」が生徒の学びの深まりを実感している一方、生徒の学力や提出物の「質の格差」が浮き彫りになりました。また、教員の業務においても、生成AIの活用状況の確認や課題設計の見直しなど、AI活用に伴う教育現場の変化が明らかになりました。

調査リリース 教育3

調査結果サマリ

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調査概要

  • 調査機関:自社調査
  • 調査方法:インターネットによるアンケート調査
  • 調査期間:2026年4月30日〜5月7日
  • 調査対象:教育業界で働く全国の教職員 
  • 有効回答:328名

▼関連調査リリース
(2026年6月公開)【生成AI活用実態調査2026】教員の生成AI活用率が前年比1.5倍に増加!全体の60.8%が「負担軽減」を実感
(2026年7月公開)【生成AI活用実態調査2026】教員の58.5%が生徒の生成AI活用による「ポジティブな変化」を実感!その裏で、55.3%の教員は生徒の「思考停止」を懸念

1:生成AIが生徒にとって「身近な存在」になりつつある教育現場

教育現場において、生成AIは生徒にどのように受け入れられ、活用されているのでしょうか。具体的なAI活用率のデータから、現在の利用実態を解説します。

⚫︎利用が許可されている教育現場では、約7割の生徒が生成AIを活用

本調査において、生徒の生成AIの利用許可と利用状況について尋ねたところ、学校側から公式に利用が「許可されている」という回答は53.7%と過半数を占めました。さらに、これらの利用が許可されている学校のうち、実際に生成AIを活用している生徒は約7割(69.8%)に達しました。

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生成AIは一部の学校の先進的な取り組みにとどまらず、利用許可のある教育現場では、生徒にとって身近な学習ツールに定着しつつある実態がうかがえます。

2:プロンプト設計力による「深い学び」と、広がる学力や提出物の「質の格差」

プロンプトの巧拙が、生徒にどのような変化と課題を生んでいるのでしょうか。ここからは、プロンプト設計力の違いが引き起こす新たな「質の格差」を紐解きます。

※生成AIが生徒の学習効果や思考力に与える影響の詳細については、第2弾の調査レポートをご覧ください。
(2026年7月公開)【生成AI活用実態調査2026】教員の58.5%が生徒の生成AI活用による「ポジティブな変化」を実感!その裏で、55.3%の教員は生徒の「思考停止」を懸念

⚫︎7割以上の教員が「プロンプトが上手な生徒ほど学びが深まる」と実感

「プロンプトが上手な生徒ほど、学びが深まったり、新しい気づきを得たりしていると感じますか?」という設問に対して、「非常にそう思う(15.4%)」「ややそう思う(56.9%)」と回答した教員は合計約7割(72.3%)にのぼりました。

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教員の多くが、「プロンプト設計力」は単なるITスキルではなく、生徒の「問いを立てる力」や「思考を深めるプロセス」に影響を与えるものとして捉えている実態がうかがえます。

⚫︎過半数の教員が生成AIにより、学力や提出物の「質の格差が広がった」と実感

生成AIの活用が進む中で、生徒の学力や提出物の「質の格差」について尋ねたところ、「大きく広がったと感じる(13.0%)」「やや広がったと感じる(38.2%)」を合わせ、過半数(51.2%)の教員が「格差が広がった」と回答しました。

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AI活用による学びの恩恵がみえる一方で、現場の教員が生徒の学力や提出物の「質の格差拡大」を認識している実態が明らかになりました。

生徒のAI活用においては、単にツールを使わせるだけでなく、個々のプロンプト設計力をどのように育ていくかという視点も重要です。そのため、プロンプトの設計力を高めるための「教員の指導・支援のあり方」について考えることは、今後の教育現場における重要な視点の一つになることが示唆されます。

3:教員が直面する生成AI周りの業務拡大

生徒のAI活用が進む一方、教員の業務においても新たな課題が発生しています。現場の教員が実際にどのような対応に時間を割いているのか、その実態に迫ります。

⚫︎3人に1人の教員が、生成AIの活用・指導法の習得に業務時間を割いている

生成AI導入により、教員が「最も時間が取られている」と回答した業務は、「AIの使い方や指導法を自習・研究する時間」であり、その割合は3割強(35.1%)にのぼりました。

次いで、「提出物がAIの丸写しでないかチェックする作業(32.4%)」「AIの回答が正しいか確認する作業(ファクトチェック)(32.4%)」「生徒がAIで簡単に解けないように課題を作る作業(23.0%)」など、「生成AIの活用に伴う確認や対応」に時間を取られている実態が明らかになりました。

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教員自身はAIの使い方や指導法への理解を深めようとしている様子がうかがえる一方、提出物のAI利用状況の確認や課題設計の見直しなど、業務内容そものが変容している実態が示されました。AI活用が広がる中で、現場の教員では従来の業務に加え、新たな業務上の課題に直面し始めているといえます。

4:現場の教員が望む、今後のAI活用のあり方

AI活用による生徒の学力や提出物の「質の格差拡大」と、教員が直面する「新たな課題と対応」といった実態を踏まえ、現場の教員が今後どのようなAI活用のあり方を望んでいるのか、リアルな傾向を分析しました。

⚫︎「積極導入」は2割にとどまり、「慎重・限定的な活用」を望む声が7割超え

「今後、教員の業務や生徒の学習など、教育現場における生成AI活用はどうあるべきだと思いますか?」という設問に対して、「あくまで補助的なツールとして、限定的に利用すべき(33.8%)」、「課題を解決しながら、慎重に導入を進めるべき(32.6%)」が上位を占めました。これに「教育現場には導入すべきではない(5.2%)」を加えると、生成AIの活用に慎重な姿勢を示す教員は7割超え(71.6%)となり、「積極的に導入するべき(20.4%)」と考える層を大きく上回っています。

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しかし、見方を変えれば「導入すべきではない」と回答した教員は5.2%にとどまっており、9割以上の教員が生成AIの活用そのものには肯定的であることがわかります。

教員が求めているのはAIの排除ではなく、学力格差や業務負担といった新たな課題をクリアし、「いかに安全かつ効果的に取り入れるか」という適切なルールの模索です。現場のニーズに寄り添ったサポート体制を整えることで、教育現場におけるAI活用は今後、より前向きな形で着実に浸透していくことが期待されます。

調査結果まとめ

  • 約7割の生徒が生成AIを活用、身近な学習ツールとして定着へ
    生徒の生成AI利用が「公式的に許可されている」と回答した教員は53.7%と過半数を占め、そのうち約7割(69.8%)では生徒が実際に生成AIを活用しています。利用許可のある教育現場では、生成AIが学習ツールとして定着しつつあることがわかりました。
  • プロンプト設計力が「深い学び」を生む一方、「質の格差」も拡大
    72.3%の教員が、「プロンプトが上手な生徒ほど学びが深まる」と回答しました。一方で、過半数(51.2%)の教員が、生徒間の学力や提出物の「質の格差」が広がったと感じており、生成AI活用の恩恵と新たな課題の双方が明らかにされています。
  • 教員の3割強がAI習得に時間を割くなど、AI活用に伴う新たな業務が発生
    35.1%の教員がAIの活用・指導法の習得に業務時間を割いているほか、提出物におけるAI利用の確認や、AI活用を踏まえた課題設計など、これまでにはなかった対応が生じている実態がみえました。
  • 7割超えの教員が生成AIの活用に慎重な姿勢
    教育現場における生成AI活用について、「あくまで補助的なツールとして、限定的に利用すべき」「課題を解決しながら、慎重に導入を進めるべき」「教育現場には導入すべきではない」と回答した教員は合わせて71.6%となりました。現場では、活用の効果を認識しながらも、課題を踏まえた慎重な導入を求める傾向がうかがえます。

本調査結果から、教育現場では生成AIが生徒にとって身近な学習ツールとして定着し始めており、プロンプト設計力によって学びが深まるなど、生成AIを活用した学習の可能性が広がっていることが明らかになりました。しかしその一方で、生徒の学力や提出物の「質の格差拡大」や、提出物における生成AI利用の確認、AI活用を踏まえた課題設計など、教員業務における新たな課題も見え始めています。

生成AIを教育現場でより効果的に活用していくためには、単に利用を広げるだけではなく、生徒のプロンプト設計力をどのように育成・支援するか、また教員が安心して指導・評価できる環境をどのように整えていくかが、今後の教育現場における重要なテーマになることが示唆されました。

今後の展望

アルサーガパートナーズは、本調査で明らかになった「プロンプト設計力」や生徒の学力・提出物の「質の格差拡大」、さらに生成AI活用に伴う「教員業務の増加」といった課題を踏まえ、教育現場のニーズに寄り添った包括的なDX支援を推進してまいります。

生成AI活用の広がりに伴い新たに生じている管理・確認業務への対応に加え、教育現場に特化したセキュアなAIソリューションの提供や運用ルールの策定支援を通じて、教員が安心して生成AIを活用できる環境づくりを支援します。また、生徒のプロンプト設計力や思考力を育む学習環境の実現にも取り組み、本質的な教育DXの推進に貢献してまいります。お打ち合わせやご相談は随時承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

教育生成AI「AI+Me(アイミー)」について 

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具体的な取り組みの一つとして、当社では教育現場のリアルな声を反映して開発された教育生成AI「AI+Me(アイミー)」を提供しています。入力データが外部のLLMモデルの学習に利用されない安全なセキュリティ体制のもと、教員の業務負荷を軽減しつつ、問いかけを通じて児童・生徒の自発的な「考える力」を育む学習パートナーです。

▼サービスサイト
https://www.arsaga.jp/ai-me/

現在、「AI+Me」の全容や、汎用AIでは解決が難しかった教育現場特有の課題解決策をまとめたサービス資料を公開しております。ぜひご覧ください。

▼教育生成AI「AI+Me」サービス資料
https://www.arsaga.jp/news/pressrelease-aime-service-document-20260428/

【教育関連の生成AI支援実績】
千代田区立の全小中学校アルサーガパートナーズの 教育生成AIサービス「AI+Me(アイミー)」を2025年秋より順次導入
アルサーガパートナーズ、千代田区立九段中等教育学校が導入する 校内生成AI「otomotto」を開発支援
金城学院高等学校でアルサーガパートナーズの教育生成AI「AI+Me」を活用した教員向けの模擬授業体験会を実施

■アルサーガパートナーズ株式会社 について

アルサーガパートナーズ

アルサーガパートナーズは、東京渋谷に本社を構える総合ファームです。コンサルティングからシステム開発、保守・運用までに至るDXソリューション事業を一貫して担い、業界や業種を問わず多様な課題に対応しています。

「自由な発想と確かな論理で価値を届ける」をミッションに掲げ、多様なケイパビリティ、アセットを駆使し、お客様に寄り添いながら企業の競争力向上を実現します。

本社     :東京都渋谷区桜丘町3番2号渋谷サクラステージSAKURAタワー5階
熊本支社
新市街オフィス:熊本県熊本市中央区新市街8番7 TERRACE87ビル2階
平成オフィス :熊本県熊本市南区江越2丁目24-1
福岡支社   :福岡県福岡市中央区天神一丁目10番20号 天神ビジネスセンター7階
鹿児島オフィス:鹿児島県鹿児島市武1丁目2-10 JR鹿児島中央ビル710・711
代表者    :代表取締役社長CEO兼CTO 小俣泰明
設立日    :2016年1月
資本金    :14億3,470万円(資本準備金等を含む)
従業員数   :407名(2026年6月末時点)
事業内容   :ワンストップDXソリューション事業
HP        :https://www.arsaga.jp