【イベントレポート】アルサーガパートナーズ、東京都主催の「Open Innovation Day」で、生成AI活用の共創事例について登壇

〜生成AIで“見えないデータ”を価値に変える。東京都との取り組み、丸亀製麺を運営する
トリドールHDとの共同開発事例を紹介〜

企業のDXを促進するアルサーガパートナーズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役会長兼CTO:小俣泰明、代表取締役CEO:渡邉純平、以下「アルサーガパートナーズ」)は、2025年11月28日(金)に東京都主催で開催された「Open Innovation Day」のピッチに、弊社ビジネスプロデュース本部の伊藤が登壇しました。

Open Innovation Day 東京都

登壇では、「生成AI活用による社会課題解決」と「データ統合による店舗DX」をテーマにピッチを行いました。東京都主催イベント「UPGRADE with TOKYO」での優勝実績や、大手飲食チェーンのトリドールホールディングス(以下、トリドールHD)とのAIを活用した共同開発事例について紹介しました。

「Open Innovation Day」について

大企業とスタートアップの未来をつなぐ、オープンイノベーションの祭典「Open Innovation Day」では、オープンイノベーションに取り組む大企業や、大企業との協業を進めたいスタートアップに向けて、多彩なコンテンツを展開します。大企業によるリバースピッチ、オープンイノベーション実践企業によるトークセッション、スタートアップによるピッチ及び展示体験など、オープンイノベーションの最前線を体験できるイベントです。

登壇者紹介

アルサーガパートナーズ 
ビジネスプロデュース本部
伊藤 伸治

Open Innovation Day 東京都 伊藤さん

エンタテインメント業界でキャリアをスタートし、ビッグデータ黎明期よりコンテンツ×インターネット×ログ分析を通じ顧客インサイト可視化PJに従事。

レコートカンパニー、アーティストプロダクション、カラオケメーカー等で主にコンテンツ発掘・育成を担当。

2006年からサービス立ち上げに参画したカラオケSNS「うたスキJOUSOUND」では企画担当としてデイリー3000人の純増を6年間続け会員数1000万人に到達、のちにそのユーザーが残す月間数億レコードに及ぶ歌唱ログに着目し世界初の音楽嗜好データ可視化サービス「うたスキマーケティングオンラインcapio」をPO/PMとして企画開発・セールスまで担当。

ピッチ内容:東京消防庁の事故予測AIと、トリドールHDのAI面談による店舗DXの事例を紹介

Open Innovation Day 東京都

アルサーガパートナーズは、戦略策定などの上流工程から開発・運用までを一気通貫で手掛けることを強みに、数多くの企業のDX推進に伴走してきました 。

創業以来、小売・不動産・行政・金融・教育など、多種多様な業界のエキスパートがナレッジを蓄積し、ビジネスとテクノロジーの両輪で「組織課題の解決」や「イノベーション創出」に取り組んできた実績があります。

今回のピッチで紹介する「行政におけるヒヤリハット予測」や「飲食店の従業員エンゲージメント向上」といった事例は、私たちが長年培ってきた「現場と一緒につくりあげる力」と「最先端技術を社会実装する力」があったからこそ実現できたソリューションです。

⚫︎東京都「UPGRADE with TOKYO」にて優勝:事故予測AI

Open Innovation Day 東京都

一つ目は、行政との取り組みです。アルサーガパートナーズは、東京都主催のピッチイベント「UPGRADE with TOKYO 第38回」にて優勝しました。テーマは「生成AI等とヒヤリハットDBを活用した事故予測」。東京消防庁様が蓄積している「個人のヒヤリハット経験」をデータベース化し、AIを活用して「集合知」にすることで、事故の未然防止に貢献するシステムを提案しました。本イベントを通じて、弊社は東京都の行政機関と随意契約でサービス提供が可能となり、行政課題の解決に向けた信頼性と実績を公式に認められた形となりました。

参考プレスリリース:アルサーガパートナーズ、東京都主催ピッチイベント「UPGRADE with TOKYO」にて優勝。

⚫︎トリドールHD(丸亀製麺)との共同開発:AI面談システム

Open Innovation Day 東京都

二つ目は、トリドールHDとの取り組みです。同社では「従業員の幸福がお客様の感動を呼び、それが繁盛(売上)に繋がる」という「ハピカン繁盛サイクル」を理想像として掲げています。しかし、これまで売上やお客様の声はデータ化されていましたが、その根源となる「ハピネススコア(従業員の状態)」は可視化されておらず、以下の課題を抱えていました。

  • 従来の従業員満足度アンケートでは「本音」が出にくい
  • 店長や人事が全従業員と面談するには、人数が多すぎて大変
  • 個人の状態把握がその場限りになり、データとして蓄積されない

そこで弊社が提供しているのが、特許取得済みの「AI面談」を活用した「ハピネススコアインタビュー」です。

「AI面談」は、従業員エンゲージメントの向上と組織課題の早期発見を目的とした、AIによる月次定点観測サービスです。従業員がAIと雑談することによって、これまでの面談や1on1では聞くことが難しかった従業員の本音を引き出しやすいのが特徴です。人事や上司が一人ひとりと面談する時間がなくても、AIが代わって小さな不満や変化を早期に発見。その人にあった適切なケアを行うことが可能になります。

「AI面談システム」のデモンストレーション:

この「AI面談」の導入によって、これまで分断されていた「売上」「顧客」「従業員」の3つのデータを統合分析することができるようになりました。また、その結果を活かして「成功店舗の横展開」や「満足度と売上の相関実証」、さらにはAI対話による「従業員との信頼関係(ラポール)構築」も実現しています。

Open Innovation Day 東京都

参考プレスリリース:
アルサーガパートナーズ、丸亀製麺を運営するトリドールHDの 従業員の幸福度を5分で可視化する国内初*AI音声システム「ハピネススコアインタビュー」を共同開発
アルサーガパートナーズ、AIとの「雑談」で従業員の本音を引き出す対話技術の特許を取得

最後に

今回の登壇を通じて、アルサーガパートナーズのソリューションが単なるシステム開発にとどまらず、「社内に散在するデータの統合的利活用」や「組織内のコミュニケーション課題の解決」といった、多くの企業が直面する本質的な課題解決に貢献できることをお伝えできたと考えております。

今回ご紹介したAI活用モデルは、飲食業界のみならず、まちづくりや医療分野など、多様な業態への横展開が可能です。アルサーガパートナーズは、今後もビジネスコンサルティングとテクノロジーを融合させ、お客様のイノベーション創出を全力で支援してまいります。

■アルサーガパートナーズ株式会社 について

アルサーガロゴ

アルサーガパートナーズは、東京渋谷に本社を構える総合ファームです。コンサルティングからシステム開発、保守・運用までに至るDXソリューション事業を一貫して担い、業界や業種を問わず多様な課題に対応しています。

「自由な発想と確かな論理で価値を届ける」をミッションに掲げ、多様なケイパビリティ、アセットを駆使し、お客様に寄り添いながら企業の競争力向上を実現します。

本社     :東京都渋谷区桜丘町1番1号 渋谷サクラステージSHIBUYAタワー18階
熊本支社
新市街オフィス:熊本県熊本市中央区新市街8番7 TERRACE87ビル2F
平成オフィス :熊本県熊本市南区江越2丁目24-1
福岡支社   :福岡県福岡市中央区天神一丁目10番20号 天神ビジネスセンター7階
鹿児島オフィス:鹿児島県鹿児島市武1丁目2-10 JR鹿児島中央ビル710・711
代表者    :代表取締役会長兼CTO 小俣泰明、代表取締役CEO 渡邉純平
設立日    :2016年1月
資本金    :14億3,470万円(資本準備金等を含む)
従業員数   :407名(2025年11月末時点)
事業内容   :ワンストップDXソリューション事業
HP        :https://www.arsaga.jp