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挑戦×強い仲間=未来のカタチ。システム開発事業本部長が描く、アルサーガの新戦略

yoshitomi

日本全国に広がるIT人材の拠点を目指して。「人をつくるアルサーガ。」記念すべき第100回は、アルサーガパートナーズの執行役員であり、システム開発事業本部長と福岡支社長を兼任する吉冨さんにインタビューしました。

大手SIerでの経験やベンチャー企業の立ち上げなど、IT業界で多彩なキャリアを築いてきた吉冨さん。2023年初めにアルサーガに入社し、福岡支社の立ち上げを任されました。数ヶ月の準備期間を経て、2023年夏に開設された福岡支社は、立ち上げからわずか1年余りで従業員数40名を超え、売上も目標を上回る成長を遂げています。

これらの功績と、会社のさらなる発展に向けた強い意志が評価され、2024年春には福岡支社だけでなく、アルサーガ全体の開発組織である「システム開発事業本部」の本部長にも任命されました。システム開発事業本部は、これまであった東京のプロダクト本部、システム本部に加え、福岡支社が中心である広域開発事業本部の3つの本部を統合したものです。

今回は、「人をつくるアルサーガ。」連載第100回を記念して、吉冨さんに今後の開発組織が目指す方向性や、全国に拠点を展開するという夢について話を聞きました。

キャリアの転機、挑戦の舞台は福岡から全国へ

――長年IT業界で活躍されている吉冨さんですが、アルサーガに入社するまで、どのようなキャリアを歩んできたのでしょうか?

大学卒業後は大手SIerに入社し、最初はシステムエンジニアとして開発業務に携わっていました。いくつかのプロジェクトを経験する中で、次第にシステム全体を見渡しながら、設計や要件定義といった上流工程の業務に関わるようになっていきました。プロジェクトの中核に携わるうちに、お客様の成功を支えることに大きなやりがいを感じるようになっていったんです。

その後、お客様の目標を実現するためには何ができるかを考えるうちに、「お客様のニーズを形にする」という仕事に魅力を感じ、営業にもチャレンジしました。しかし、当時の会社では、自分が本当にやりたいことを存分に追求できる環境ではなかったため、独立を決意するに至ります。

独立後、大きく3つの事業に参画していて、そのひとつであった建築物のIT化の事業を法人化する話を聞き、その創設メンバーとして参画。約4年間にわたり、事業の立ち上げに携わりました。

その後、地元の福岡に戻りたいという思いが強くなり、福岡のIT企業で民間企業向けの部門の責任者を務めました。そして、縁あってアルサーガの福岡支社の立ち上げを任されることになりました。

yoshitomi

――アルサーガにジョインしたきっかけや、参画しようと思った理由について教えてください。

きっかけは、アルサーガ熊本支社長の渡邉直登さんから届いたダイレクトメッセージでした。普段は転職サイトのメッセージはあまり見ないのですが、その時はふと目に留まり、まさに運命的なタイミングで声をかけてもらったんです。

当時、40歳になる歳で今後のキャリアについていろいろと思案しているところでした。休日にふらっと立ち寄り湯に行って畳に寝転びながらそんなことを考えている時、ふと転職サイトを開いてみたんです。

そこで、直登さんから「福岡支社立ち上げの責任者をやってもらえませんか。全部好きにしてください。」と書かれているメッセージが届いていました。

大手SIerの仕事は安定していて、基盤も整っていたのですが、「より挑戦できる場所」「よりスピーディにチャレンジできる場所」を求めていた私にとって、裁量の大きさと可能性に惹かれ「ここなら面白いチームを作れるかもしれない」と直感的に感じたのです。

――急に届いたダイレクトメッセージに「全部好きにしてください」と書いてあったら、不安にはなりませんでしたか?

他の企業からも同じようなオファーはあったため、特に不安は感じませんでした。ただ、直登さんとオンラインで話をした後、どうしても直接会って話を聞きたいという気持ちが強くなり、熊本まで足を運ぶことにしたんです。実際に会って話を進めるうちに、さらに興味が深まり、その1ヶ月以内には東京にいる代表の泰明さんともお会いして、より具体的な話をしました。

泰明さんは、初対面の瞬間から「ようこそ福岡支社長!」と明るく迎えてくれて、その温かさのおかげで不安はすっかり消えました。その結果、入社を迷うことなく、自然に決断することができました。

――そこからどのようにしてシステム開発事業本部長の就任に至ったのでしょうか。

実は、入社して3ヶ月ほど経った頃から数ヶ月ほど、福岡支社だけでなくアルサーガ全体の開発組織の運営に携わってほしいと、経営層から打診を受けていました。福岡支社の立ち上げ時からの実績や、大企業のCIOとの面談時の様子をみて評価してもらえたのだと思います。

当時は福岡支社も立ち上げたばかりで、私自身も福岡に住み続けようと思っていたので、最初は「私には荷が重い」とお断りしていました。

しかし、経営層やアルサーガのメンバーが、会社をより良くしようと真剣に考え、行動している姿をみているうちに、自然と「やってみよう」と思えるようになったのです。できない理由を並べるのではなく、この大きな挑戦に私が主体的に取り組みたいと思いました。

yoshitomi

システム開発事業本部長が挑む、アルサーガ流ものづくり革命

――システム開発事業本部のミッションや、組織運営において吉冨さんが大切にしている思いはありますか?

システム開発事業本部のミッションは、アルサーガが掲げるミッションと同じで、「日本のDXを世界で誇れる産業へ」です。日本の経済活動を支援できるような開発をしていきたいと考えています。

システム開発という仕事は、お客様の想いや構想を具体的な形にする部分を担っています。コーディングのスキルが高いだけでも、コミュニケーション能力が高いだけでも決して達成できない仕事です。個人のスキルがどれだけ高くてもそれだけでは足りず、チームとして協力して初めて遂行できる仕事だと考えています。

また、エンジニアもPMも、お客様の要望をただ形にするだけではプロフェッショナルとは言いきれないと私は考えます。それではどの会社に依頼しても同じものしか出来上がりませんから。大切なのは、お客様が本当にやりたいことや、実現したい未来をコミュニケーションの中からしっかりと読み解き、それを実現するための道筋を描いてものづくりをすること。そんなチームを目指していきたいです。

――素晴らしいチームですね!そのようなチームをつくるためにはどんなことが必要ですか?

どんなことにも挑戦して、たとえ失敗してもその経験を次に活かしていく姿勢が大事だと思います。特に、今リーダーを務めている人や、これからリーダーとして組織を導く人たちは、いかに未来を見据えた仕事ができるかが重要になります。

お客様が描くゴールに対して、最新の技術トレンドや業界の動向を踏まえた上で、最良な提案をしていく。そして、一緒に実現したい未来を作り上げていく。そこまでできるからこそ、お客様はアルサーガに頼みたいと思ってくれるんです。そうした関係を築くことを意識してほしいですね。

マネージャーやチームリーダーには、メンバーの成長の方向性や取り組むべき課題を見極めて、「ここを磨けば、あなたの価値がもっと高まるよ」というようなアドバイスをしてもらっています。

技術という、ものづくりの基礎体力を磨き続けることはもちろん、それをどう活かしていくかのヒントを与えられる組織を作っていきたいです。

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――吉冨さんが個人として大切にしているミッションや目指していることは、どんなことですか?

私のミッションは、内に向いている矢印を、どんどん外に向けていくことです。そのためには、組織の役割を明確にし、1対Nのコミュニケーションではなく、全員が一緒に外部に向けて働きかけられる組織をつくる必要があると思っています。

これからの時代は、個人で戦うのではなく、いかにチームとして戦えるかが重要ですから。

――チーム全体がプロ意識を持って取り組むために、具体的にどのような工夫をされていますか?また、メンバーに対してどのようなサポートやアプローチを心がけていますか?

私たちはお客様からものづくりを請け負っている以上、常に価値を提供し続けることが求められます。アルサーガには優れた開発者だけでなく、素晴らしいコンサルタントやプロモーション本部のメンバーも揃っています。

そうした素晴らしい仲間たちの力を借りながら、お客様が新たな挑戦に踏み出せるような開発を行うことが、システム開発事業本部の役割です。私たちは、単に技術を提供するだけでなく、常にプロ意識を持ち、ものづくりに対して強い責任感を持つ集団でありたいと考えています。

とはいえ、「考えて行動してね」と言うだけでは、メンバーもどう動けばいいかわからなくて困ってしまいます。まずは、上流のメンバーがお客様としっかり向き合い、どうすればお客様に価値を提供できるかを考える。その姿を見て、徐々にメンバーもそれに応じた行動を取るようになるはずです。

何事もまずは経験を積み重ねることが大切だと思っています。

yoshitomi

東京に続け、福岡発のIT革命で地方に活力を

――福岡支社を立ち上げて間も無く、従業員数も売上も好調と聞きました。短期間で成長をつかめた理由はなんですか?

福岡支社を立ち上げて1年少し経ちますが、従業員数は40名に迫り、上半期の売上は目標を大きく上回る結果となりました。

採用がうまくいった理由としては、コアメンバーをリファラルで採用できたこと、また採用媒体を通じてスカウトを積極的に送り、多くのメンバーを迎え入れられたことが挙げられます。アルサーガは福岡ではまだほとんど知られていない会社なので、優秀な人材に興味を持ってもらうため、能動的に採用活動を行ったことが成功の要因ですね。

当初掲げていた「3年で100名規模の組織にする」という目標は今後も引き続き掲げつつ、他の拠点とも相互に成長し合える関係を築いていきたいと考えています。

――福岡支社としてこれから目指していくことについて聞かせてください。

今後は、地元福岡のお客様との仕事をさらに増やし、アルサーガの取り組みやサービスについてもっと知っていただきたいと考えています。私たちは、地元の皆様が抱える課題を深く理解し、それに対して最適なソリューションを提供できるパートナーでありたいと願っています。

アルサーガが解決したい社会課題の一つに、IT人材の地方格差や、東京への一極集中の是正があります。福岡を含め、日本には東京以外にも素晴らしい地域がたくさんありますし、優秀な技術者は決して東京にだけ集まっているわけではありません。

私たちは、日本全国で優秀なIT人材が自由に活躍できる拠点をつくりたいと考えています。

さらに、東京本社のエンジニアが「福岡や他の拠点で働きたい」と思えるような支社をつくっていきたいですね。そうすることで、全国どこでも優秀なエンジニアが活躍できる環境が整うはずです。

挑戦の文化が息づく、強い仲間と共に成長するアルサーガ

――吉冨さんが感じる、アルサーガならではの魅力や、他社と比べて特に優れている点は何でしょうか?

挑戦の機会、強い仲間、そして素晴らしいお客様に恵まれていることだと思います。

アルサーガは創業以来、常に150%の成長を続けており、今10期目を迎え、従業員数も500名に達しようとしています。これが実現できたのは、素晴らしいお客様とメンバーのおかげだと感じています。

また、挑戦したい人が自由にアイデアを発想し、それを行動に移せる環境が整っていることも大きな魅力です。この素晴らしいメンバーとともに、お客様を全力で支援する体制を維持していけば、さらに大きな挑戦ができると確信しています。
そして、お客様のために行動することが、結果的にメンバーの成長や活躍にもつながっていくのです。

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――今後、システム部門が取り組んでいきたい分野やプロジェクトはありますか?
会社全体のビジョンにどのように貢献していきたいか、今後の取り組みや目標について聞かせてください。

福岡支社を立ち上げた身として、やはり地方への展開を拡大していくことが大きな目標です。東京には多くの企業がありますが、地方にも日本にとって重要な役割を果たしている企業がたくさんあります。そういったお客様の支援も、もっと広げていきたいと考えています。

ネットワークが整備され、全国どこでも仕事ができる環境は徐々に整ってきていますが、それでも対面でしか生まれないイノベーションもあると思います。

開発自体は遠隔でも可能な仕事ですが、だからこそお客様の近くにいて、寄り添いながら一緒にものづくりを進めていきたい。その姿勢こそが、アルサーガが掲げる社会課題の解決に繋がると信じています。

――これからアルサーガに入社したい方に向けてメッセージをお願いします!

アルサーガには、エンジニアとして成長できる豊富な環境が整っています。成長したいという意欲がある人にとっては、チャンスに恵まれた場所だと思います。

基本的に仕事は役割分担で進められますが、私が目指しているのは、役割の変更を柔軟に行える組織です。どのポジションも重要であり、必要ない役割は一つも存在しません。

それぞれのポジションで自分の強みを活かし、さらに伸ばせる環境がアルサーガにはあります。挑戦してみて、もし自分のやりたいことと違うと感じたら、その時は役割を変更すればいい。それができるのがアルサーガの強みです。

ぜひ、一緒にアルサーガで挑戦し、より良い日本をつくっていきましょう!

yoshitomi

――ありがとうございました!!

(取材・編集・文=広報室 渡邉)

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