
社員インタビュー
社員インタビュー
挑戦を楽しみながら成長するグローバルキャリア。「人をつくるアルサーガ。」第118回は、中国出身のPM(プロジェクトマネージャー)の孟さんが登場です。
IT業界とは全く異なる生物学を学んできた孟さんは、進学を機に来日しました。暮らしていくうちに、日本での生活が自分に合っていると感じ、そのまま就職を決意。しかし、生物学を活かせる職種は自身の志向と合わず、IT業界に目を向け始めました。
多言語スキルを活かしてブリッジSEとしてのキャリアを積んだ後、さらなる成長ができる環境を求めてアルサーガに転職。とはいえ、日本語を使う場面が予想以上に多く、最初は苦労していたと言います。それでも、現在はPMとして新たな挑戦を続けています。
わずか半年間でどのように言葉の壁を克服し、チームメンバーとの信頼関係を築いてきたのか。そんな彼女がアルサーガで成長し、アルサーガに感じた魅力について話を聞きました。
目次
――これまでの経歴を簡単に教えてください。
5年前、進学のために日本に来ました。最初の半年間は日本語学校に通い、その後、研究生を経て大学院に進学しました。中国の大学では生物学を専攻していたため、その経験を活かして大学院でも生物分野を選び、毎日ラボで実験や論文研究に励んでいました。
日本を選んだ理由は、海外にいながらも実家から比較的近くて帰国しやすいことが大きかったです。また、幼少期からアニメなどを通じて日本の文化に親しんでいたことも影響しました。
最初は進学のみが目的でしたが、日本で実際に暮らしてみると、自分にとって非常に落ち着ける環境で、住みやすいと感じました。
卒業後も日本で働くことを決めて、新卒で中国系の海外受託開発会社に入社。ブリッジSEとして、中古車売却サイトの運用保守や新規開発を担当しました。
――生物学とは全く異なる分野ですが、なぜブリッジSEという仕事を選んだのですか?
生物学を活かせる就職先は製薬工場などが多く、自分の志向とは合わないと感じ、別の業界を視野に入れました。ちょうどその頃、IT業界の可能性に興味を持ち、調べていくうちに、ブリッジSEという仕事に出会いました。
ブリッジSEは、日本のクライアントと海外の開発技術者をつなぐ役割を担い、多言語を活かせる仕事です。日本語・中国語・英語を使う機会が多く、日本語がまだ完璧でなかった自分にとっても挑戦しやすい環境でした。また、新卒や未経験者、外国人にとってもIT業界に入る良いスタートになると考え、チャレンジしてみようと決めたんです。
――その後、アルサーガに入社した理由を教えてください。
前職では、新規開発プロジェクトの立ち上げから携わり、責任者として全体をリードしていました。困難に立ち向かいながらも問題を一つずつ解決していくことにやりがいを感じていました。
しかし、全体の業務内容には一定の制限があり、、安定した環境ではあったものの、次第に挑戦の機会が限られていると感じるようになりました。新規プロジェクトで味わった達成感から、もっとゼロから新しいものをつくり上げる仕事がしたいと考え、成長できる環境を求めて転職を決意したのです。
アルサーガの存在はエージェント経由で知りました。30社ほどにエントリーしていた中で、アルサーガは挑戦と安定感のバランスが非常に良いと感じ、自分が求めていた環境にピッタリだと思い、入社を決めました。
特に印象的だったのは、イラン出身の女性PM・フェリさんの社員インタビュー記事です。私自身も外国人として共感する部分が多く、PMの先輩として参考になることが多くありました。また、新しい技術や分野を学べる環境が整っており、自発的に学べる機会が豊富だという点が、IT業界での成長にとって非常に重要だと感じました。挑戦には失敗のリスクも伴うため、少し不安もありましたが、先輩社員が語った内容を通じて、専門性の高い社員が多く、会社がしっかりサポートしてくれる環境だと感じ、安心感を持つことができました。
――社員インタビューに登場する先輩たちの影響が大きかったんですね!
――PMとして実際に仕事してみて、これまでの働き方と比べて違いを感じる部分はありますか?
一番の違いは、仕事の進め方です。前職では比較的小規模なプロジェクトを担当していたこともあり、一人で責任者として業務を担当し、細部まで把握しながらすべてを管理する必要がありました。その経験から、「PMはすべてを細かく把握すべきだ」というイメージがついたのです。しかし、今担当しているプロジェクトは規模が大きく、各部門で役割分担をして進行するスタイルなので、私の役割はPMの補佐やサポートが主となっています。
そのため、最初はプロジェクト全体を把握しきれないことに不安を感じ、「自分のやり方が足りていないのでは?」「メンバーから信頼されていないのでは?」と考えすぎて、必要以上にエネルギーを使ってしまうこともありました。
――その不安をどのように乗り越え、今の仕事の進め方に慣れていったのでしょうか?
業務を進めるうちに、それぞれの役割を理解し、自分の担当領域に集中することが大切だと気づきました。特に、大規模なプロジェクトでは、一人ですべての細部を把握するのは現実的ではなく、役割を分担することで管理の効率が上がるという考え方に切り替えたんです。
また、関係者の話をしっかり聞くことや、関連資料を丁寧に読むことが、プロジェクト全体を理解するうえでとても役立ちました。さらに、疑問や不安があればすぐに周りに確認することで、業務への理解が深まり、入社したばかりの時期よりも自信を持って仕事に取り組めるようになったと感じています。
――前職の経歴で活きている部分はありますか?
現在担当しているプロジェクトでは、開発モデルがウォーターフォール型で、各フェーズでのドキュメント作成が大きな負担となります。私はその一部を担当しているのですが、前職で培ったドキュメント作成や進捗管理のスキルを活かし、チームの負担を軽減できるよう努めています。
また、前職を通じて学んだことのひとつが、仕事を円滑に進めるためにはチームメンバーのモチベーションをしっかりサポートすることが非常に重要だということです。そのため、コミュニケーションを大切にし、迅速な返信を心がけたり、メンバーが書いてくれた日報にスタンプを押して応援したりすることを日課にしています。
――日本人のチームをマネジメントする際、外国人PMとして難しいと感じる点はありますか?その点をどのように克服していますか?
入社当初、日本語を使う場面がこんなに多いとは予想していなかったので、少し驚きました(笑)。当時は日本語に自信がなかったため、特に雑談の中で理解できない日本人ジョークに戸惑うこともありました。しかし、そうしたコミュニケーションにも積極的に関わりたいと思い、交流の機会を意識的に増やしていった結果、今ではだいぶ慣れてきました。
また、チームみんなの仲が良く、メインPMの方も面白くて親切な方なので、困ったことがあればすぐに相談でき、毎日みんなと話すことが楽しみになっています!
――仕事以外で息抜きとしての趣味やリフレッシュ方法はありますか?
スポーツやゲーム、音楽などいくつかの趣味がありますが、最近特にハマっているのは神社の御朱印集めです!
子供の頃から書道をしていたので、御朱印に魅力を感じて集め始めました。気軽に小さな旅行をしながらいろいろな場所を訪れ、色とりどりの景色を楽しむことが私にとっての癒しです。休みの日に友達と出かけるときには、手帳を持ち歩き、神社を調べて立ち寄ることが多いですね。
――入社して半年が経ち、職場にも慣れてきたと思いますが、チーム以外の人とも交流する機会はありますか?
同じプロジェクト内では、デザイナーやコンサルタントのメンバーと連携する機会が多く、他部署との交流は日常的にあります。また、アルサーガ主催のイベントにも積極的に参加することで、社内外のさまざまな方と関わる機会が増えました。
最近では、社内向けのライトニングトークイベント「TOT(Taste of Tech)」に初めて参加しました。同Divの柴田さんが登壇しましたが、彼が話していた内容がずっと自分の中で不安に感じていたことと重なっていて、すごく安心したんです。同じような経験をした人がいて、それを乗り越え、今ではしっかり成長されている姿を見て、「自分もきっと大丈夫だ」と思えるようになりました。また、IT業界で活躍する方々を支援する「アルサーガ CheerUpプロジェクト」にも見学という形で参加しました。懇親会では社内だけでなく社外の方とも交流する機会があり、新しい知見を得ることで、自分の視野や仕事の幅が広がったと感じています!
――他社での経験を踏まえて、アルサーガならではの魅力があれば教えてください!
一番感じるのは、社員想いなところです。
例えば、入社初日から7日間の特別休暇が付与される「ラッキー7Days」など、社員のことを考えた福利厚生が充実していて、体調不良のときや帰国したいときに自由度が高く休暇を取れる点がとてもありがたいです。
また、挑戦と成長の機会が豊富なところも魅力です。
入社前の最終面接で新規の大規模プロジェクトに携わりたいという希望を伝えたところ、入社初日からその機会が与えられたのはとても嬉しかったです。さらに、3ヶ月ごとに査定評価が行われ、その場でもやりたいことを直接伝えることができています。評価とともにフィードバックもしっかりもらえるので、挑戦しやすい環境だと思います。
前職では保守作業ばかりだったので選択肢が限られていましたが、アルサーガではさまざまな挑戦をする機会が与えられ、その点がとても魅力的だと感じています。
――今後アルサーガで挑戦したいことや目標を教えてください!
目標は、複数のプロジェクトを担当することに挑戦して、自分の限界を試してみることです。
現在はまだ補佐的な役割が多いですが、将来的にはメイン担当としてクライアントとのやり取りや進捗管理をしっかりと行い、PMとしての役割を果たしていきたいです!
――最後に、今後アルサーガに入社したい人に一言メッセージをお願いします!
人生には予期せぬ転機や変化がつきものです。私自身、もともとは生物学を学び、博士を目指していましたが、思いがけないきっかけからIT業界へ飛び込みました。最初は不安もありましたが、新しい環境に挑戦したからこそ、自分の新たな才能に気づくことができたと思います。
アルサーガには、そんな挑戦を後押しし、成長を支えてくれる環境があります。新たな道を模索している、もしくは新しいチャンスがほしいという方がいましたら、ぜひ一緒に挑戦してみませんか?
――ありがとうございました!
(取材・編集・文=広報室 尹)
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