
社員インタビュー
社員インタビュー
ものづくりの現場で鍛えた観察眼と改善力を武器に、開発の最前線へ。「人をつくるアルサーガ。」連載第128回は、多くの仲間から信頼を集めるサーバーサイドエンジニアの田代さんに話を聞きました。
田代さんは現在、自身も開発案件に携わる傍ら、チームマネジメントも担うユニットリーダー(以下、UL)としても力を発揮しています。
社内でも「相談しやすい」と評判で、穏やかな笑顔が印象的。誰にでも、どんな状況でも丁寧に向き合い、誠実に仕事に取り組むその姿は、まさに「技術面でも人間関係でも、チームに欠かせない信頼の要」。
そんな田代さんに、入社のきっかけや現在の働き方、アルサーガの魅力について伺いました。田代さんの言葉を通じて伝わってくる、アルサーガという職場の魅力をお楽しみください。
――これまでの経歴を教えてください。
高校卒業後は、サーバーやストレージの製造に携わる企業に入社し、組み立てや検査などの現場業務を担当していました。もともと「早く社会に出て働きたい」という思いが強く、高校進学の段階で大学への進学ではなく、就職を見据えていました。
製造業を選んだ理由は、「スーツを着て企業を回るような就職活動は、自分には合わない」と感じていたからです。就職に直結する工業高校を選んだのも、そうした思いからでした。
大学進学を勧める両親の声もありましたが、「実際に働きながら技術を身につけたい」という意志を丁寧に伝え、自ら選んだこの道を進むことに決めました。
――IT業界に興味を持ったきっかけは何ですか?
エンジニアとして働いていた友人の話を聞いたことが、IT業界に関心を持つ最初のきっかけです。仕組みを自らつくり出す楽しさや、自分の成長を実感できる環境に惹かれ、「自分もその世界に挑戦してみたい」と思うようになったんです。
前職では、あらかじめ決められた手順に沿って正確に作業を進めることが重視されていましたが、仕事に慣れていくうちに「自分のアイデアや工夫を活かせる仕事がしたい」という思いが強くなっていきました。
プログラミングは友人の助けを得ながら独学で学びました。少しずつできることが増えていくなかで、自分の知識を活かして課題を解決する手応えを感じるようになったことを覚えています。
自分の考えが形となって反映されるITの仕事に魅力を感じるようになり、この分野で働くことを目指すようになりました。
――転職活動の中で、アルサーガを選んだ決め手を教えてください。
エンジニアが多く在籍していて、実務で困ったときにすぐ相談できる体制がある点に、まず安心感を覚えました。また、アルサーガにはさまざまな業種の案件があり、受託開発会社ならではの多様な経験が積めるのではないかと感じました。
業務を一人で抱え込むのではなく、実践の中で知識や技術を深めていける仲間と働きたいと考えていた私にとっては、まさに理想的な環境だと思ったんです。
また、SNSや社員インタビュー、そして面接を通じて、職場の雰囲気を事前に知ることができた点も、入社を決める大きな要因でした。
なかでも記憶に残っているのは、二次面接での出来事です。面接官に加え、もう一人、面接官ではない社員が同席してくれていました。後から聞いた話ですが、私がリラックスして面接に臨めるよう、趣味が近い社員を同席させてくれたそうです。実際に、アイスブレイクとして趣味の話題で会話が弾み、自然と緊張がほぐれていったのをよく覚えています。
「こういう人たちとなら、一緒に働くイメージが持てる」と、素直に感じることができましたし、会社としての温かな配慮やちょっとした工夫を感じられた、印象的な出来事でした。
――現在の業務内容について教えてください。
現在は、大手金融系企業の社内アプリの開発プロジェクトに携わっています。システム全体の構造を整理しながら、約半年かけて再構築していく案件で、私は主にサーバーサイドの実装を担当しています。
セキュリティやパフォーマンスに対する高い要求など、金融系ならではの難しさもあります。しかしその分、日々新たな発見や学びがあり、これまで知らなかった技術や知識に触れられることに大きなやりがいを感じられていますね。
自分が関わった機能が少しずつ形になっていく過程には手応えがあり、実務を通じて少しずつ自信がついてきたことを実感することができました。
――ULとして、どのような役割を担っているか教えてください。
技術的な相談にのることだけではなく、チーム全体が安心して業務に集中できる環境づくりを意識しています。プロジェクト全体の進捗やメンバーの状態を見ながら、一人ひとりが最大限の力を発揮できるように支えることが、私の大きな役割だと捉えています。
なかでも大切にしているのが、信頼関係を高めるための日常的なコミュニケーションです。定期的に実施している1on1では、業務に関する相談の他に、将来のキャリアについても率直に話せる関係づくりを心がけています。また、雑談を通して自然な空気感をつくることにも気を配っています。
日々の小さなやり取りの積み重ねこそが、信頼を築く基盤になると思うんです。何か困ったことがあった時にすぐに声をかけられる雰囲気があれば、メンバー自身も主体的に動きやすくなるはずです。そのためにも、話を丁寧に聞き取り、一緒に考える姿勢を崩さないよう努めています。「一緒に働けてよかった」と思ってもらえる関係を目指し、日々メンバーと向き合っています!
――田代さんは周囲のメンバーからの信頼が特に厚い印象があります!その背景には、日頃から信頼関係を築くための工夫があるんですね。
一緒に仕事をする皆さんにそう言っていただけるのは、本当にうれしいです!
ただ、信頼関係は決して自分一人の力で築けるものではありません。相談してくれるユニットのメンバーや、隣で支えてくれる同僚、そして入社当初から温かく迎えてくれた先輩方のおかげだと感じています。
特に入社当初からお世話になっている先輩たちには、エンジニアの仕事の面白さはもちろん、社内外でうまく立ち回るためのコツや考え方をたくさん教えてもらいました。
エンジニアの仕事は、一人で完結できるものではありません。だからこそ、「頼る」「頼られる」という関係性がとても大切で、これからもそうした信頼関係を大事にしていきたいと思っています!
――田代さんが信頼される理由がわかった気がします。チーム開発において、心がけていることはありますか?
チームでの開発では、自分の作業が他の工程とどう関係するかを常に意識しています。作業に取りかかる前には、納期や担当範囲について必ずすり合わせを行い、認識のずれが生まれないよう確認を徹底しています。
また、作業を進める中で小さな違和感や確認事項が生じた場合は、その都度すぐに共有することを心がけています。情報の伝達ひとつで、プロジェクト全体の進行に大きな影響が出ることもあるため、些細なことでもやり取りを欠かしません。
さらに、自分の開発に集中していると、どうしても周囲の様子が見えにくくなりがちです。だからこそ、メンバーの表情や雰囲気にも意識を向け、声をかけるタイミングを探すようにしています。特別な仕組みを設けているわけではありませんが、日々の小さな気づきや会話の積み重ねが、チーム全体に安心感をもたらすと感じています。役割や立場に関係なく、誰もが意見を言いやすい関係性を築けるよう、今後も丁寧な関わりを重ねていきたいです。
――仕事とプライベートの切り替えはどのようにしていますか?
最近遠方に引っ越したこともあり、通勤に片道2時間ほどかかっています。一見大変そうに思われるかもしれませんが、私にとってはこの長い移動時間が「気持ちの切り替え」にちょうどいい時間になっています。
たとえば、電車の中では技術系の動画を観たり、「今日はこのテーマを学ぶ」と決めてプログラミングの勉強を進めたりしています。音声だけで理解できる教材を選ぶなど、自分に合った学び方を見つけることで、自然と頭が仕事モードに切り替わるようになりました。
ただ移動するだけではなく、何かを学んでいる方が頭が冴えるというか、気持ちのスイッチが入りやすいんです。そういった意味でも、この通勤時間は今の自分にとって大切な時間になっています!
――少しの時間も無駄にしない心意気が素敵です!休日の過ごし方についても教えてください!
休日は、車やバイクでサーキットを走ったり、自然の中をツーリングしたりしてリフレッシュしています。運転中は目の前の状況に全集中する必要があるため、余計なことを考えずに済み、帰る頃には気分がすっきりしています。
子どもの頃から車やバイクが好きだったので、今はバイクを3台所有しています。休みの日には、オイル交換やメンテナンスも自分で行っています。
整備しているときの無心になれる感覚や、手をかけた分だけ調子がよくなる喜びがあり、この時間がとても好きなんです。平日はデスクワークが中心ですが、休日は工具を手に汗をかく。そんなメリハリのある切り替えが、日々のバランスを保つうえで欠かせません。
何かに夢中になれる時間があることで、「また月曜日から頑張ろう」と前向きな気持ちになれます。このサイクルが、今の自分にとって大切な原動力になっています。
▲田代さんの一押しバイク写真
――今後、アルサーガで挑戦していきたいことはありますか?
まずは、エンジニアとしての技術力をさらに高め、開発の現場で着実に成果を出せるようになりたいと考えています。ただ要件どおりにシステムを構築するだけでなく、「チームとしてどのように価値を出していくか」という視点も大切にしていきたいです。
これまでも、自分のアウトプットが信頼につながっていく実感が、大きな原動力になっていました。だからこそ今後は、開発そのものだけでなく、チームメンバーとの関係づくりや、プロジェクト全体の空気づくりにも意識を向けていきたいと思っています。
技術と人の両面から、チームがより働きやすく、パフォーマンスを発揮できる状態をつくれるような存在を目指しています!
――最後に、入社を検討している方にメッセージをお願いします。
アルサーガには、自然に相談しやすい空気があります。わからないことや迷う場面があっても、一人で抱え込まずに進められる安心感が魅力です。
私は、業務に取り組むなかで、自分の工夫や姿勢がチームに貢献できているという実感が増えるにつれ、仕事への手応えも大きくなってきました。何かを任せてもらえたときに「ちゃんと見てもらえている」と感じられるのも、この職場の良さだと思います。
挑戦を歓迎してくれる雰囲気の中で、焦らず、着実にステップアップしていける環境です。自分のペースで成長したいと考えている人にとって、きっと居心地の良い場所になると思います。
――ありがとうございました!!
(取材・文=広報室 佐々木、編集=渡邉)
おまけ:メンバーに無茶振りされてハリウッドスターになりきる田代さん