
社員インタビュー
社員インタビュー
マーケティングの枠を超えて、成果と信頼を生み出す。「人をつくるアルサーガ。」連載第123回は、熊本支社のマーケティングDiv.で活躍する刀坂さんの登場です。
医療系公務員、通関士、そしてWeb業界へ。異色とも言えるキャリアを歩んできた刀坂さんは、自らの関心と行動力を武器に、未経験からマーケターとしての道を切り拓いてきました。
現在は熊本支社で、広告運用を軸にマーケティング全体に携わりながら、お客様の成果創出に向き合っています。お客様のマーケティング支援を進める中で、資料請求数を昨年比205%にまで改善した実績を持つなど、社内外から絶大な信頼を集めています。そんな成果を支えているのは、マーケティングへの飽くなき興味と、地道な学びを重ねる姿勢でした。
今回は、なぜ異業種からマーケターを目指したのか、日々の業務の中で感じるやりがい、そして新たな挑戦に込めた想いについて、話を聞きました。
目次
――これまでの経歴を教えてください。
社会人としてのキャリアは、国家公務員からスタートしました。鹿児島県の病院にて、5年間弱ほど医療現場を支える総合事務職をしていました。
その後福岡に拠点を移し、通関士として約2年弱、貿易関連の実務に従事することになります。通関士という専門職を通じて、国際物流の現場を経験しました。
そこからWeb業界への関心が高まり、新たなフィールドへの挑戦を決意。最初に入った会社ではサイト解析業務に携わり、次第に広告代理店での広告運用やマーケティング実務へとキャリアを広げていきました。
――医療系の公務員から通関士、そしてWeb業界へと、多彩なキャリアを歩まれていますが、それぞれどのようなきっかけがあったのでしょうか?
もともとは、公務員を目指して地元である宮崎県の専門学校に通っていました。医療系に強い志望があったというよりも、公務員という枠の中で選べる仕事のひとつが医療系だったという形ですね。
数年後、キャリアを見直そうと思ったタイミングで、「今しかできない仕事がしたい」「誰もが知っているわけではない、少しニッチな仕事がしてみたい」と考えるようになりました。そこで出会ったのが、通関士という仕事でした。
辿ってきたキャリアの幅は広いですが、その間もずっとWeb業界への興味は持ち続けていました。いろいろな業界を経験した上で、ようやくWeb業界に飛び込み、今に至ります。
――Web業界への関心はこれまでもあったとのことですが、マーケティング業界での経験についても教えてください。
前職では、広告代理店で広告運用の実務を担当していました。ただし、担当範囲は広告運用に特化しており、マーケティング全体の戦略設計や提案書の作成、クライアントとの打ち合わせといった業務に携わる機会はほとんどありませんでした。
とはいえ、新卒時代から関心を持っていたWeb業界にせっかく飛び込んだのだからと、スキルを磨くために個人でブログを立ち上げ、アフィリエイトやGoogleアドセンス・コンテンツ販売などを活用した収益化にも挑戦していました。
収益化に興味を持ったきっかけは、人気ブロガーであるヒトデさんの「ブログで脱サラし、世界1周旅行に行った話」を読んだことでした。「ブログで世界一周ができるなんて、すごく夢がある!」と思い、私もブログを開設しました。結果として数万円程度の収益ではありましたが、その経験が次のキャリアにつながりました。
個人ブログを通じて、コピーライティングやセールスライティング、ストーリーライティング、SEO、行動心理学、リストマーケティングなど、幅広いマーケティング分野を独学で学び、実践してきました。実務経験とあわせて、より本質的なマーケティング理解が深まったと感じています。
――そこからアルサーガに転職した理由も教えてください。
先述の通り、前職では広告の管理画面の操作が業務の中心で、「もっと本質的な部分、例えばWebサイトの設計やマーケティング戦略などにも関わりたい」という想いが強くなっていました。
転職先を探していたところ、エージェントにアルサーガの熊本支社を紹介してもらいました。アルサーガでは広告運用に加え、Webデザインやコーディング、マーケティングの上流工程にも関われることに魅力を感じました。また、施策提案から実行までのスピード感もあり、広告代理店と比べて素早くPDCAを回せる環境が整っていると感じたことも決め手のひとつです。「ここなら、自分が理想とするマーケティング戦略を実現できる」と確信し、入社を決めました。
面接では、取締役の渡邉直登さんとマーケティングDiv.のマネージャーである中村さんとお話しする機会がありました。当時の私は「コンテンツマーケティングを軸に、マーケティングの上流から引っ張っていきたい」という熱意を語ったのですが、その想いに中村さんが強く共感してくれて、「ぜひ一緒に働きたい」と言ってもらえたことが、心に深く残っています。
その言葉に背中を押され、「この人たちと一緒に成長していきたい」と素直に思えたことが、入社の大きな決め手でした。おそらく、「広告運用者としてだけ働いてください」と言われていたら、お断りしていたかもしれません(笑)。
――現在の担当業務について教えてください。
現在は広告運用を中心に担当していますが、その領域は非常に幅広く、バナーやLPの設計から、ターゲット設定、広告戦略の立案、Webサイトの解析による課題抽出、顧客データ解析から競合分析まで多岐にわたります。必要に応じて、SEO観点での対策や、統計学を活用した傾向分析・レポート作成なども行っています。
広告を起点に、お客様の売上や問い合わせ数の向上といった成果につなげることがミッションであり、マーケティング全体を俯瞰しながら施策を提案しています。PDCAの改善はもちろん、訴求軸や商品コンセプトの見直しまで踏み込んだ議論をすることもあります。
直近の具体的な事例としては、マーケティングDiv.メンバー数名と大手不動産アプリの広告運用・SEO支援・サイト改善に携わらせていただきました。前任の広告代理店から当社へ切り替えがあり、メンバーと密な打ち合わせと施策実行を重ねた結果、2022年の平均資料請求数が月90件だったものが、2023年には月185件まで増加。約205%の改善を達成しました。
問い合わせ数が急増したことで、お客様側の対応が追いつかないという嬉しい悲鳴が上がる場面もありました。その成果が評価され、現在もアルサーガを信頼していただいています。
――素晴らしい成果ですね!これまで刀坂さんが所属していた広告代理店でのお仕事と、どのような違いを感じていますか?
一番のギャップは、想像以上に多くの関係者と関わることでした。マーケティングDiv.内でも広告担当者、Webライター、SNS運用者、ディレクター、カスタマーサポート、デザイナー、動画制作者、UI/UX担当者、データアナリストなど、非常に多岐にわたる領域があり、それぞれが密接に連携しています。
その分情報共有の重要性が高く、オンラインツールだけでなく、オフラインでの対話も欠かせません。IT企業なので、オンライン中心かと思っていたのですが、むしろ「近くにいるからこそ、直接話すことの大切さ」を日々実感しています。
また、お客様への説明やご提案についても、オンラインよりオフラインの方が熱意が伝わりやすく、成果につながりやすいと感じています。そうした人と人のコミュニケーションの力を学べたことは、私にとって貴重な発見であり、今後のキャリアでも活きてくると考えています。
――マーケティングをやっていてよかったと感じるのはどんな時ですか?
たくさんありますが、一番はお客様から感謝の言葉をいただいたときですね。特に、「以前お願いしていた代理店ではうまくいかなかったけど、刀坂さんに変わってから成果が出るようになった」と言っていただけた瞬間は、本当に嬉しかったです。
そう言ってもらえるのは、単なる作業者として運用をこなすのではなく、お客様としっかり向き合える環境があるからこそ。アルサーガには、そういった関わり方を大切にできる文化があると感じています。
――熊本支社やマーケティングDiv.の特長や魅力について教えてください。
一番の特長は、成長意欲の高いメンバーが多く、それぞれが学びを積極的に共有し合う文化が根づいている点です。たとえばWebライターはライティング技術やSEOの知識を深め、ディレクターは密なコミュニケーションを取りながら、経験者による指導やアドバイス体制を整えています。さらに、最新のITやAI関連の情報をキャッチアップする専任チームもいて、日々の情報共有も活発です。
また、上司・部下といった立場は関係なく、意見を自由に言い合えるフラットな関係性があるのも大きな魅力です。挑戦が歓迎され、自分の可能性をどんどん広げられる環境だと感じています。
仕事以外の場でも仲が良く、各メンバーで時間が合うときはお客様である飲食店にチームで食事に行くこともあります。実際にお店の雰囲気や接客、メニュー展開などを肌で感じることで、次の施策に活かす視点も得られますし、「このお店に関わっているんだ」と感慨深いものもあります。
こうした日々の関わりを通じて、単に「仲が良い」にとどまらず、互いに刺激し合い、仕事の成果にもつながる関係が築けているのが、チームの大きな強みだと思います。
――刀坂さんはとても勉強熱心なイメージがあるのですが、プライベートの過ごし方についても教えてください!
最近結婚し、今は妻と一緒に過ごす時間を大切にしています。休日はあえて自然の多い場所に出かけて、ランニングや散歩をすることが多いですね。パソコンから離れて外の空気に触れることで、心も体もリフレッシュできます。
妻も勉強熱心なタイプで、講演会などに参加することがあります。その間は、ひとりでカフェに行って最新情報をキャッチアップするなど、勉強や読書の時間を楽しんでいます。普段とは違う空間で過ごすことで、ちょっとした非日常感も味わえて好きなんです。
また、平日の夜は少しでも自己研鑽の時間として活用しています。自身のWebサイトやSNSの集客効果を検証してみたり、モチベーション管理やタイムマネジメント、営業やマネジメントなどに関する本を読んだり、興味が出た分野を調べたりしています。
勉強のあとは、妻と一緒にご飯を食べて、テレビを見て、お風呂に入ってのんびりするのが日課です。そんな何気ない時間が、いちばんの癒しですね。妻とYoutube動画で「旅行系・大食い系・昔のアニメ系」視聴にハマって見ています。
――結婚おめでとうございます!素敵な過ごし方ですね!今後アルサーガで挑戦したいことについて教えてください。
今後は「インハウス支援」を本格的に取り組んでいきたいと考えています。簡単に言うと、企業のマーケティングや制作などの業務を外注せずに自社で運営する内製化コンサルです。
これから日本全体で人口減少が進む中、多くの中小企業が人手不足や売上の確保に悩まされる時代になっていきます。そうした企業が、外部に頼らず自社の力で売上を伸ばしていけるよう、マーケティングの教育や内製化の支援を行っていきたいです。
ただし、完全な内製化を目指すと、どうしても最新のトレンドや他社事例から遠ざかってしまう側面もあります。そのデメリットを私が補完し、企業と伴走できるような継続的なパートナーのような関係性を築けたらと考えています。
たとえ短期的には自社の売上に直結しなかったとしても、長期的に見れば社会的価値のある取り組みだと信じています。
――最後に、アルサーガに入社を検討している方へのメッセージをお願いします。
アルサーガは、「ただ働いてお給料をもらうだけ」を求めている方には不向きかもしれません。しかし、「自分の市場価値を高めたい」「面白いことに挑戦したい」と思う人にとっては最高の職場です。
未経験からマーケティングに挑戦するメンバーも多くいますが、みんな日々学びながら奮闘する姿を近くで見ています。またアルサーガの熊本支社にはデザイン、コーディング、アプリ開発、システム開発、営業、企画など、各分野のプロフェッショナルが揃っており、やりたいことを実現できる環境があります。少しでも気になった方は、ぜひ気軽に面談から始めてみてください。
――ありがとうございました!!
(取材・編集・文=広報室 渡邉)
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