社員インタビュー
社員インタビュー

アルサーガパートナーズには、熊本・福岡・鹿児島に地方拠点があり、一度は首都圏に出た後、地元に戻って働くという選択をしている社員もいます。
リモートやフレックスといった柔軟な制度、そして地方にいながら大手企業のプロジェクトに携われる環境が整っているからこそ、「地元で挑戦する」という選択が、いま、より自然なものになりつつあるのです。
今回の「人をつくるアルサーガ。」第133回では、Uターンを経て地元で働く社員にインタビューを実施。都会を離れて気づいた価値観の変化、生活と仕事のちょうどいいバランス、そして“今ここで働く理由”について、本音で語ってもらいました。
仕事も、暮らしも、自分らしく選べる時代へ。
これから地方で働くことを考えている方にとって、ヒントや勇気のきっかけとなる特集です。
目次

熊本支社 サーバーサイドエンジニア 西田さん
Uターン履歴:熊本→神奈川→熊本
――現在のお仕事内容や、会社での役割について教えてください。
アルサーガの熊本支社で、システムエンジニア/フロントエンドエンジニアとして勤務しています。現在は、既存システムの改修やフロントエンドの開発を中心に担当していますが、自社開発のプロジェクトではプロジェクトマネージャー(PM)も兼任しています。
将来的には、より大規模な案件を任されるPMを目指して、技術力とマネジメント力の双方を磨いているところです。
――アルサーガの熊本支社に入社する以前は、どんな地域にいたのですか?
出身は熊本で、高校卒業までは地元で過ごしました。進学を機に横浜へ移り、横浜国立大学での4年間と、卒業後の就職期間を合わせて、約7年間を横浜で生活しています。
横浜という場所を選んだ理由のひとつは、プロ野球のベイスターズが好きだったからです。都会への強い憧れがあったわけではなく、むしろ知り合いのいない環境で一人暮らしをしながら、まっさらな状態から挑戦してみたいという思いが大きかったです。
横浜での暮らしは、めちゃくちゃ楽しかったですね。一人暮らしならではの自由な時間を満喫しつつ、プロ野球の観戦はもちろん、ライブやフェスといった大規模なイベントにも気軽に足を運ぶことができました。
地方にいた頃は、そうしたイベントに参加するだけでも、移動やスケジュールの調整が大変でハードルが高く感じていたので、横浜では時間や距離を気にせず、都会ならではの体験を存分に楽しめたと思います。
――そんな中、熊本に戻ろうと思ったきっかけを教えてください!
前職を1年半で退職し、次の就職先を探し始めたことがきっかけです。そのタイミングで、実家に戻れば生活費を抑えられるという現実的な理由がまず浮かびました。
もともと「いずれは熊本に戻ろう」と考えていたこともあり、転職のタイミングがちょうどよかったんです。
――Uターンを考え始めたとき、不安だったことはありますか?
あまり不安は感じていませんでした。というのも、都会での生活には十分満足していて、「やりたいことはある程度やりきった」という達成感があったからです。
また、生活費などの金銭的な面を考えると、熊本のほうが圧倒的に負担が少なく、日々の暮らしも穏やかに送れるだろうと感じていました。大学時代含めて数年間横浜にいたことで、都会にこだわる気持ちも自然と薄れていたように思います。
――熊本に戻ってから、アルサーガに入社した経緯について教えてください!
Uターン後、地元での就職先を探す中で重視していたのは「家から通いやすいこと」でした。通勤の負担が少ないほうが、自分にとって長く働きやすい環境だと思っていたんです。
そのなかで見つけたのがアルサーガでした。採用サイトに掲載されていたカジュアル面談の案内を見て、気軽な気持ちで応募してみたところ、対応してくれたのがまさかのアルサーガの取締役兼九州DX本部長直登さんで驚きました(笑)。
面接当初は直登さんが取締役だとは知らず、後から調べて、「アルサーガの九州拠点で一番偉い人だったのか!」と驚きましたが、それ以上に、役職に関係なくフラットに話せる空気感に強く惹かれました。この会社なら、自由な雰囲気のなかで、のびのびと働けそうだと感じて、入社を決めました。
――実際に働き始めてから感じたギャップはありますか?
想像以上に自由でした!ただ同時に、その自由は責任と表裏一体だとも感じています。
AIツールの活用やフレックス制度、リモートワークなど、働き方の柔軟性はとても高い一方で、単に渡された仕事をこなすだけでは足りず、常に“プラスアルファ”の価値を求められる場面も多くあります。
今の環境でのびのびと働けるのはありがたいことだと思いつつ、自由だからこそ、自分がどのように成長したいかをしっかりと考えて行動していくことが大切だと考えています。
――都市部にいたときと比べて、生活や働き方はどう変わりましたか?
一番の変化は、通勤ストレスから解放されたことです。以前は毎日、片道1時間ほど満員電車に揺られて通っていましたが、今は自転車で15分ほど。熊本市電が混むことはありますが、バスも通っていて、交通手段を選べるのはありがたいですね。働き方の面では、朝が苦手な自分にとってフレックス制度がとても助かっています。
生活コストも大きく変わりました。実家暮らしということもあり、自由に使えるお金はかなり増えました。特に横浜時代は家賃が高かったので、その差を強く実感しています。また、車で移動するようになったことで、電車では行けなかった場所にも気軽に出かけられるようになり、行動範囲がぐっと広がったのも大きな変化ですね。

――熊本を拠点に働く中で感じる、アルサーガの魅力を教えてください。
現在携わっているのは、大手企業の大規模案件が中心です。これは、東京に本社を持つアルサーガだからこそできている経験だと感じています。熊本でこれほどスケールの大きなプロジェクトに関われる会社は、本当に限られているのではないでしょうか。
入社から半年も経たないうちに、こうした案件に携わるだけでなく、プロジェクトマネジメントまで任せてもらえていることに驚きましたし、ありがたさも実感しています。「他の会社ではなかなか積めないような経験を、ここで積ませてもらっている」と強く感じています。
――地方で働くことの魅力や、ここだからできた経験はありますか?
熊本に限らず、アルサーガは東京・鹿児島・福岡の各地に駅直結のかっこいいオフィスを構えていて、そうした場所で働けている点が魅力だと思っています。
地方で働く魅力は、東京に比べて人が少ない分、「やってみたい」と手を挙げればすぐに任せてもらえるチャンスが多く、成長の機会にも恵まれていることです。「東京にいないと成長できない」といった考えはむしろ逆で、地方の方が経験の幅も広く、スキルアップやチームの結束にもつながると感じています。
――これからU/Iターンを検討する方にメッセージをお願いします!
各自治体のU/Iターン支援制度も充実しているので、支援金の条件に合う会社を探しながら、地方移住を選択肢に入れてみるのも良いと思います。地方に移住してみたら、地方ならではの楽しみが見つかり、プライベートも自然と充実してきます。私自身、東京から熊本に戻ってきて、むしろ以前よりもアクティブになりました。
生活コストが下がる分、金銭的にも余裕が生まれ、実質的に“給料が上がった”ように感じる人も多いのではないでしょうか。
自分の知らない土地に行くのって、楽しくないですか?仕事をしながら、好奇心を満たせるのはとても幸せなことだと思います。今は「一つの会社で一生」という時代でもありませんし、尻込みせずに、最初の一歩を踏み出してみてほしいですね。
――ありがとうございました!

福岡支社 フルスタックエンジニア 片山さん
Uターン履歴:福岡→東京→福岡
――まずは片山さんの現在のお仕事内容や、会社での役割について教えてください。
アルサーガの福岡支社で、フルスタックエンジニアとして勤務しています。
メインはサーバーサイドで、Pythonを使って開発しています。最近では医療機関におけるAI活用のプロジェクトなどに携わりました。
――これまでどのような地域を経て、現在の福岡での勤務に至ったのかを教えてください!
出身は福岡県で、福岡市と北九州市のちょうど中間あたりの地域で育ちました。高校まで地元で過ごし、大学進学を機に上京しました。
通っていた高校では九州大学を目指す生徒が多かったのですが、私は学校から東京大学を目指すようにと言われ、その「受験戦争」の流れに乗って東京へ。東京大学では工学部に進み、大学院を含めて6年間、東京で学生生活を送りました。
その後、東京でソフトウェア系の会社に就職し、転職も一度経験して、計2社に勤めました。東京にはトータルで10年ちょっといたことになります。
1社目では自社製品のメンテナンス業務が中心で、新しい技術に触れる機会が少なく、やりたいこととのズレを感じて退職しました。2社目はSESの会社で、いくつかの現場を経験しました。
そして、次の転職を考え始めたタイミングで、「福岡で働くのもいいかもしれない」と思うようになり、地元での転職先も視野に入れて探し始めました。いくつかの企業を検討する中でアルサーガに出会い、現在に至ります。
――Uターンを考え始めたきっかけは何だったのでしょうか?
関東にいるメリットをあまり活かせていないと感じたことが一番のきっかけです。東京にはイベントや刺激的な場が多くありますが、私はもともとインドア派なので、そういった機会をうまく活用できずにいました。それどころか、通勤ラッシュなど都市に人が集中することで生まれるストレスのほうが大きくなっていて…。
それなら、実家にも近く、都市としての利便性もある福岡のほうが、自分には合っているのではないかと思うようになりました。
――東京を離れる際、福岡以外の地方都市は考えましたか?
いえ、ほとんど考えませんでした。やはり地元が近く、土地勘もあって暮らしやすいという点が大きかったです。地方都市といっても、福岡は交通の便が良くて都市機能も十分に整っているので、仕事と生活のバランスをとるにはちょうどいい場所だと感じています。
――福岡での転職活動はどのように進めましたか?
これまでのソフトウェア開発の経験を活かせる職場を軸に転職先を探していました。知り合いのエージェントに相談したところ、アルサーガのことを紹介され、興味を持って選考を受けることにしました。
実はその時、関東の企業も並行していくつか受けていて、内定が出た会社の条件を見て最終的に判断しようと考えていたんです。もし福岡で希望に合う会社と出会えていなければ、Uターンという選択はしていなかったかもしれません。
――最終的にアルサーガへの入社を決めた理由は何でしたか?
AIなどの新しい技術に積極的に取り組んでいる点に、非常に惹かれました。前職では新しい分野に関わる機会が少なかった分、より技術的な挑戦ができる環境に魅力を感じたんだと思います。
それに加えて、面接を担当してくれた福岡支社長の吉冨さんやディビジョンマネージャーの釘宮さんの対応がとても丁寧で、会社の雰囲気の良さや誠実さが伝わってきたのも大きな決め手でした。技術だけでなく、人として信頼できる方々と働けそうだと感じたのが、最終的な後押しになりました。

――実際に福岡で働き始めて、東京とのギャップはありましたか?
情報系の仕事はリモートでも対応できることが多いので、働くうえで不便を感じることは特にありません。むしろ、福岡は家賃も安く、東京よりもずっと暮らしやすいと感じています。
今はオフィスがある天神駅まで徒歩圏内の場所に住んでいて、通勤時間も大幅に短縮されたことで、QOL(Quality of Life)は確実に上がりました。
――会社の雰囲気はどうでしょうか?
アルサーガの福岡支社にはリフレッシュスペースがあって、仕事終わりなどの時にみんなで集まってゲームを楽しむような文化があります。そうした気軽なコミュニケーションが日常的にあるのは、いい意味でベンチャーらしくて、とても心地いいですね。
また、自社で直請けする案件が多いことも魅力の一つです。SESのようにメンバーがそれぞれ別の現場に常駐することがないので、社員同士の横のつながりが自然と強くなり、チームとしての一体感を感じられるのも嬉しいポイントです。
――最後に、これからUターンを考える人へメッセージをお願いします。
福岡は家賃も比較的安く、東京のような混雑もありません。そういう私も今、徒歩通勤で満員電車とは無縁の生活を送っています。東京でないと楽しめない趣味がある方は別ですが、そうでなければ、必ずしも関東にこだわる必要はないと思います。
福岡は都市機能が十分に整っていて不便を感じることもなく、何より食べ物が本当に美味しい。働きやすさと暮らしやすさの両方を求める人にとって、地方都市は非常に魅力的な選択肢だと思います。
――ありがとうございました!
(取材・編集・文=広報室 渡邉)
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