社員インタビュー
パソコンなどのデジタル端末で、静止画像を圧縮する技術あるいは、圧縮されたファイル形式のひとつです。
「Joint Photographic Experts Group(ジョイント・フォトグラフィック・エキスパーツ・グループ)」の頭文字をとったもの。
JPEGは1992年、インターネット黎明期に誕生した比較的古い規格です。デジタルカメラの普及により、デザイナーなど専門職だけではなく、多くの人々がJPG形式の画像データを扱うようになりました。現在では、スマートフォンやデジタルカメラで写真を撮影した場合、その画像データのほとんどがJPEGで保存されています。
また、JPEGには「.jpeg」と「.jpg」という二つの拡張子が存在しています。これにはMS-DOSという1980年代に普及していたOSの仕様が関係しています。MS-DOSではファイルの拡張子は3文字までという制約がありました。現在でもその流れを引き継いでいるWindowsはファイルの拡張子を「~.jpg」と3文字で表す習慣が残っています。
しかし、現在普及しているOSは拡張子が3文字までという制限がなくなり「jpeg」と表記されるようになりました。「JPEG」と「JPG」に違いはありませんが、一般的に「JPG」が多く普及されています。なお、「.jpe」もJPEGの拡張子として利用できます。
▼元画像

▼元画像から10回の上書保存を繰り返し、編集した画像。劣化していることがわかります。

編集の繰り返しにより、画質の劣化を防ぐためには、以下3つの方法があります。
(1)不要な編集や上書き保存を行わない。
(2)画像加工ソフト側で、圧縮率を低くする。(その分ファイル容量は大きくなる)
(3)画像加工ソフトのファイル形式で編集を行い、必要に応じてJPG形式で保存する。
ロゴデザインを社内資料で利用する場合はJPEGで良いのですが、WEBサイトで利用するのであればPNGまたはSVG・GIFが良いでしょう。ただし、資料データを縮小する場合は画質が落ちてしまうため、オリジナルデータを保存の上コピーを使用したほうが良いです。また、JPEGは透過ができないため、ロゴデザインの周囲が透過してある場合、その透過箇所が全て白になるため、写真や模様のある背景などの白背景以外に利用する場合は、PNGが好ましいです。
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◆執筆・監修:
アルサーガパートナーズ株式会社 DX技術用語集制作チーム Design div