
Arsagaブログ
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一般的な勉強会やセミナーでは、講師が一方的に話すスタイルが多いと思います。そうした形式に、どこか退屈さを感じたことはありませんか?
アルサーガパートナーズで定期的に開催されている「アルサーガグロースラボ(以下、グロースラボ)」は、受け身になりがちな学びのスタイルに、ちょっとした変化を加えた勉強会です。講師と参加者がディスカッションしながら、一つのテーマについて意見を交わす場。聞くだけではなく、発言し、議論することで学びを深める機会を提供しています。
目次
「グロースラボ」は、少人数で行うディスカッション型の勉強会です。
特徴は、「全員が発言することが前提」になっていること。誰かの話を一方的に聞くだけではなく、自分の意見を言葉にし、他の人と議論を交わすことで、より実践的な学びが得られる場をつくっています。
もともとは、コロナ禍でフルリモートの働き方が主流となる中で、「リモート環境でも社員同士の交流を深めよう」という思いから始まりました。その後、リモートと対面の両方を活用する働き方が定着する中で、「社員が対面でディスカッションしながら学び、交流できる場」として進化しました。
「グロースラボ」の根底にあるのは、アルサーガパートナーズのミッションである「人をつくる」、そして「社員同士の相互成長を実現させたい」という思いです。
この場を通じて、次のような価値を提供しています。
・実践的な学びを得る
ただ聞くだけでなく、自らの意見を言葉にし、議論することで学びを深めます。他者の視点に触れることで、新たな気づきや発想が生まれます。
・部署を超えたつながりを生む
普段関わりの少ないメンバーとも交流が生まれ、相互理解やチーム連携の強化につながっています。
・課題解決やアイデアのきっかけに
多様な経験や視点が交わることで、業務のヒントや新たなアイデアが生まれることもあります。
・モチベーションとエンゲージメントの向上
意見が尊重され、対話を通じて得られる共感や刺激が、モチベーションの向上や帰属意識にもつながっています。
こうした取り組みそのものが、私たちが考える「IT人材の育成」です。特別な研修制度ではなく、日常の中で刺激し合い、学び合う風土をつくることで、技術だけでなく考え方や姿勢も含めた「人としての成長」を後押ししています。
①5人だけの少人数制
「5人って少ないのでは?」と思う人もいるかもしれません。しかし、実はこの人数設定にこそ意味があります。グループワークでは、全員が積極的に関わることが重要とされており、「リンゲルマン効果」と呼ばれる心理学の考え方でも、人数が増えるほど一人あたりの関与度が下がることが示されています。5人という規模であれば、全員が発言しやすく、議論も活発になりやすいという特徴があります。実際の開催でも、「発言しやすかった」「少人数で助かる」といった声が多く寄せられています。
②講師も社員
多くの社内勉強会では、専門家など外部の登壇者を招くことが多いかもしれませんが、「グロースラボ」では講師も社員が担当します。そして登壇にあたって特別な条件やハードルはありません。講師がやりたいテーマを自由に選択し、自分や参加者の学びにもなる内容を考えて設計します。
③ディスカッションが中心
グロースラボでは、「聞く」ことよりも「話す」ことに重きを置いています。ひたすらメモを取る勉強会でも、ひたすらパソコンを叩く場でもなく、全員が意見を出し合い、対話を通じて学ぶ場。
「考えて、話して、議論する」というプロセスを通じて、インプットだけでなくアウトプットのスキルも鍛えられます。そして、これこそが学びを定着させる最も効果的な方法です。
④参加者の制限もなし
参加者にも特別な制限は設けていません。たとえば、IT開発がテーマであっても、興味があれば他部署のメンバーも大歓迎です。専門知識がなくても、ディスカッションを楽しんだり、新しい視点を持ち帰ったりすることができます。
「グロースラボ」では、IT業界やビジネスに関するさまざまなテーマを取り上げています。
例えば…
職種・業界あるある
コンサルティング業界やIT業界、各職種などの実体験をもとに、共感できる「あるある」を議論します。失敗事例を共有し、その原因や防止策を話し合い、解決策を模索しています。
プロジェクトマネジメントの課題と解決策
実際の事例をもとに、クライアント、開発、ユーザーの視点からアプローチ方法を解説します。プロジェクトの炎上を防ぐための実践的な方法や、潜在的な要因を議論し、解決策を考えるコンテンツが多いです。
コミュニケーション・ヒアリング・提案力
お客様目線でのヒアリングや提案、エンジニアとしての伝え方を見直し、より良いコミュニケーションを目指します。言葉の選び方やデリカシーを意識しながら、相手に伝わる話し方を磨くことで、提案力や対話力の向上につなげていきます。
生成AIの最新話題、AI時代における未来の働き方
生成AIを活用した企業変革のロードマップや、プロジェクトマネージャーが抱える課題とリスク、エンジニアの日常業務における生成AIの活用方法を、実際の操作を交えながら議論します。AI時代における働き方の変化や、プロンプトによるAIの回答力の違いについても深掘りしています。
毎回、興味深いテーマをもとに議論しながら、参加者全員で知見を深めています。
実際にグロースラボに参加した人からは、このような感想が届いています。
・講師の経験談が学びに
炎上対応についての講師の経験を聞き、持ち帰れるポイントが多く、非常にためになりました。参加者のバックグラウンドが多様で、ディスカッションでの意見も勉強になりました。
・具体的な事例で理解が深まる
ディスカッションごとに実際の事例が挙げられ、問題への具体性が高くて良かったです。「ステップバイステップで考える」という一言が特に印象的で、次の業務ですぐに活かせそうでした。登壇者の説明も分かりやすく、AI開発に詳しくない自分でも理解できました。
・考えを言語化する機会に
生成AIについてなんとなく理解はしていたものの、説明するとなると難しかったのですが、言語化する良い機会になりました。精度向上の方法についてもさまざまな意見を聞けて、とても参考になりました。
・知識だけでなく実用性も
RAGについて知りたかったので参加しましたが、仕組みだけでなく問題点まで学べて実用的でした。気になった点についても講師が適切に回答してくれて、非常に勉強になりました。
・話しやすい雰囲気で学びが深まる
リラックスした雰囲気のおかげで、ざっくばらんにディスカッションできました。PLに求められるものについて、抽象的な話から具体的な話へと段階的に議論できたので、理解しやすかったです。
「グロースラボ」は、アルサーガパートナーズの社内勉強会のひとつです。
私たちは、社員同士が学び合い、成長できる環境を大切にしています。新しい知識を得るだけでなく、議論を通じて思考を深め、実践的なスキルを身につけることを目的としています。
アルサーガパートナーズでは、こうした学びの文化を大切にしながら、エンジニア・デザイナー・PM・コンサルタントなど、すべての職種が成長できる場を提供しています。
これからも、「人をつくる」ミッションのもとに社員同士の相互成長を大切にしながら、新しいことに挑戦し続けていきます!
(文=広報室 宮崎、尹)
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