パパ育休インタビュー3!地方拠点から届ける、育児とキャリアの両立のリアル

共働きが当たり前になり、家族のあり方も多様化している今、男性が育児休業を取得することは特別ではなく、ごく自然な選択肢へと変わりつつあります。
アルサーガパートナーズでは、職種や役職に関わらず一人ひとりが安心して育休を取得できる職場環境づくりを進めており、男性社員の育休取得率は75%超を達成。「TOKYOパパ育業促進企業」のシルバー認定を獲得しています。
今回の「人をつくるアルサーガ。」第156回では、好評の「パパ育休インタビュー」第3弾をお届けします。地方拠点で活躍する2名のエンジニアに、仕事の引き継ぎや育休中の実際の生活、復帰後の働き方の変化、そして育休を通して得られた家族の絆やチームの成長まで、現場のリアルな本音を聞きました!
第2弾はこちら:パパ育休インタビュー2!アルサーガで育休を取得した男性社員の本音に迫る
夫婦二人で子育てをスタートするために。2ヶ月の育休で見えた絆と新しい繋がり

福岡支社 フルスタックエンジニア 信藤さん
入社日:2025年5月
育児休業取得期間:約2ヶ月(第一子)
――まず、現在の仕事内容と入社経緯について教えてください!
現在は、大手製造業のAI駆動開発に向けたWebアプリケーション基盤のプロジェクトに参画しています。基盤としてどのような機能や仕組みが必要になるかを整理するための調査や設計業務を主に担当しています。
もともとは広島で消防士として働いていたのですが、妻の福岡転勤が決まったタイミングで「エンジニアになりたい」と一念発起し、一緒に福岡へ移住して新たなキャリアをスタートしました。
その後、エンジニアとして実務経験を積む中で、福岡支社で開催されたハッカソンに参加したんです。そのご縁がきっかけとなり、アルサーガパートナーズに入社することになりました。
――育休を取ろうと思ったきっかけや理由を教えてください。
私も妻も福岡出身ではなく、近くに頼れる親戚がいない環境だったことが一番大きいです。初めての出産や育児を夫婦二人で迎えるにあたって、楽しみな気持ちと同じくらい不安もありました。そんな中で、「妻一人に背負わせるのではなく、最初から二人で子育てを始めたい」という思いが強くなり、育休を取りたいと考えるようになりました。
また、福岡支社でもすでに育休を取得した先輩社員が数人いたので、「若手や男性でもちゃんと育休が取れる風土なんだな」と入社前から感じていたことも大きな後押しになりましたね。
※なお、入社してから育休を取得できるまでの期間については、部署や業務状況、所属長の判断により異なります。
――育休に入る前の業務引き継ぎやチームとの調整は、どのように進めましたか?
妻の妊娠が分かってすぐに、タスク管理に関わるDM(ディビジョンマネージャー)、PM(プロジェクトマネージャー)、PL(プロジェクトリーダー)へ相談しました。
当時参画していたプロジェクトは、もともと業務が属人化しないようチーム内で情報共有の仕組みや管理体制が整えられていたんです。さらに、PMがタスクの割り振りを細やかに調整してくれたおかげで、とてもスムーズに引き継ぐことができました。
実際に育休に入る2週間ほど前からは新規の大きなタスクを持たず、他のメンバーのサポート業務を中心に担当させてもらい、「いつ急に抜けても大丈夫な状態」を作ってもらえました。周囲に早く相談できたことと、チームの温かさのおかげで、安心して育休に入ることができました。
――実際に育休生活が始まってみて、感じたギャップや大変だったことはありますか?
出産による身体的ダメージが大きいことは聞いていたので、「自分ができることは全部やって妻に負担をかけないようにしよう」と意気込んで育休に入りました。
しかし、実際に始まってみると2ヶ月間の育休はあっという間でした。「2ヶ月あれば少し落ち着いて妻も楽になっているだろう」とどこかで思っていたのですが、期間が終わる頃になっても「全然まだ大変なままじゃん」というのが正直な実感でした…!
育休は「大変さを終わらせるための時間」ではなく、「これから続く子育てを、二人で始めるスタートライン」なのだと痛感しましたね。特に、自分が職場復帰して日中妻がワンオペになってからが本当の大変さの始まりでした。
ただ、育休中に二人で同じ苦労をリアルタイムで共有できたのは本当に大きかったです。実はうち、もともとは結構夫婦喧嘩をする方だったのですが(笑)、 お互いの状況を深く理解し合えたおかげで、喧嘩やすれ違いが増えるどころか、むしろ夫婦絆が以前より深まったのは嬉しい発見でしたね。

――それは素敵な発見ですね!お子さんが生まれてから、生活や周囲との関わりに変化はありましたか?
子ども中心の生活リズムになったのはもちろんですが、人間関係の広がりという予想外の変化がありました。
もともと自分から積極的に人と関わったり話したりするタイプではないのですが、子どもを抱っこしてスーパーへ買い物に行くと、これまで接点のなかったおじいちゃんやおばあちゃんから自然と声をかけてもらえるようになって。今まで自分になかった新しい交流が生まれたことがとても新鮮でした。
あと、街中で抱っこ紐やベビーカーの人とすれ違うと、犬の散歩をしている人たちのような謎の「仲間意識」が芽生えるんです(笑)。言葉は交わさなくても「同じ子育て仲間だ!」と勝手に親近感が湧いて「こんにちは」と挨拶し合うようになったのも嬉しい変化でした。
それから、お互いの両親との距離感もガラッと変わりました。以前は用事がある時に連絡する程度だったのが、日常的に写真や動画を送り合うようになり、遠方からわざわざ孫に会いに来てくれて。子どもをきっかけに親戚も含めた家族全体のコミュニケーションが圧倒的に増えて、周りとの繋がりが広がっていく面白さを実感しています。
――「育休を取ってよかった」と心から感じた瞬間を教えてください!
育休が終わる頃、妻から「休んでくれてありがとう。心強かった」と言ってもらえた瞬間です。正直、2ヶ月経っても妻の体調はまだ回復しきっていませんでしたし、自分自身も手際よく完璧にサポートできた実感がなくて。「もっと助けてあげたかったな」と力不足や申し訳なさを感じていたんです。だからこそ妻からその言葉をもらった時、手探りでもミルクをあげたり、抱っこや家事をしたりの積み重ねが、ちゃんと妻の力になっていたんだと救われたような気持ちになり、嬉しかったですね。
それと、仕事を完全に離れて「100%子どもと家族のことだけに集中できる時間」を持てたこともよかったです。仕事をしながらだと、どうしても頭の片隅で業務のことを考えてしまいますが、育休中は1日中子どものことだけを考えて向き合うことができました。後にも先にもないようなこのまとまった時間を持てたこと自体が、人生においてかけがえのない経験になりました。

――復帰後のチームのサポートや働き方はいかがですか?
復帰後もチームのメンバーから「子育てどう?」と日常的に温かく声をかけてもらい、気遣いを感じる場面が本当に多くありました。子どもや妻の急な体調不良で、早く帰らなければいけないことが何度かあったんです。そんな時も、周囲の皆さんが嫌な顔ひとつせず「早く帰ってあげて!」と快くフォローしてくれました。何かあってもすぐにチームに相談できる環境があるというのは、働くうえでとても大きな安心感になっています。
――最後に、これから育休を考える方へのメッセージをお願いします!
家庭や仕事の状況は人それぞれなので絶対的な正解はありませんが、私自身は育休を取得して本当に良かったと思っています。
子どもと過ごす時間は「子どものためだけに使う時間」と思われがちですが、日々の成長や笑顔を見たり、子どもをきっかけに繋がりが広がったりすることで、実は自分自身がたくさんの元気をもらえているんです。だから、子どもに向き合う時間は「子どものためであり、自分自身のためでもある」と感じています。
仕事を完全に忘れて、100%子どもと家族のことだけを考えて向き合える期間は、二度とない特別な時間であり、今後の人生にとってもかけがえのない財産になります。まとまった時間を一緒に過ごせる機会は本当に貴重ですので、ぜひ育休という選択肢を前向きに選んでほしいなと思います。
「産後の感謝も一生」。妻からの温かい言葉とチームの成長に喜びを感じたパパ育休

熊本支社 UL Webエンジニア 渡邊さん
入社日:2021年4月
育児休業取得期間:約1ヶ月(第一子)
――まず、現在の仕事内容とこれまでの経歴について教えてください!
2021年4月に新卒で入社し、現在は熊本支社でUL(ユニットリーダー)とエンジニアを兼任しています。ULとしてはアサインや稼働管理、メンバーの教育を主に担当し、エンジニアとしては大手不動産会社のプロモーションLPをはじめ、住宅メーカーや地方銀行、熊本支社のWebサイトなど、Web制作のフロントエンドからバックエンドまで幅広く手がけています。
――育休を取ろうと思ったきっかけを教えてください!
もともと取得する方向で考えてはいたのですが、最終的な決断のきっかけとなったのは同僚の存在です。
熊本支社で全く同じ5月に奥さんが出産を控えていたメンバーがいたのですが、彼が「自分は半年間育休を取得します」と話しているのを聞いて、「自分も絶対に取らないとまずいぞ!」と良い意味で強い刺激を受けて背中を押されました。
実はその同僚とは、出産月が同じだけでなく予定日も近く、出産する病院も一緒という、本当に奇跡的な縁なんです(笑)。
――すごい縁ですね!育休前の引き継ぎはどのように進めましたか?
担当案件は、保守も含めると100件近くになるため、すべての引き継ぎを行うのは現実的ではありませんでした。そのため、日常的にやり取りのあるクライアントや進行中の案件を中心に引き継ぎを行いました。
本当に助かったのはチームの自律的な動きです。公開済みサイトの保守や問い合わせ対応については、特別な指示を出さずともエンジニア、デザイナー、ディレクターのメンバーがチャット等で自主的にキャッチし、「ここ対応しておきますね」とお互いにフォローし合ってくれました。
ゴールデンウィーク前で、キリよく業務を締めくくるタイミングだったことも重なり、混乱もなく安心して休みに入ることができました。休みの直前は妻と散歩をしながら、二人でゆっくり心の準備を整えていましたね。

――実際に育休期間に入ってみて、感じたギャップや大変だったエピソードはありますか?
私には10歳下の弟がおり、小学生の頃にオムツ替えやミルク、抱っこや散歩などを経験していたので、「自分は育児ができる」とどこかで高をくくっていた部分がありました。
しかし、いざ自分の子どもとなると当事者としての緊張感が全く違いました。夜中の頻繁な授乳対応はもちろん、特に「吐き戻しによる喉づまり」の危険など、命を預かる重みを痛感し、完全に甘く見ていたと思い知らされました。産後の最初の1ヶ月間は、育休を取って夫婦で乗り越えることが本当に大切だと身にしみましたね。
育休中は家事全般を引き受け、特に毎食のご飯作りを担当しました。もともと料理は好きな方だったのですが、これを機にスーパーでの買い出しから料理まで、すっかりハマってしまったんです。テンションが上がって晩ご飯におかずを7品作ってしまうなど、自分なりに楽しみながら妻をサポートしていました。
――7品は本当にすごいですね!お子さんが生まれてから、生活リズムや習慣にはどんな変化がありましたか?
夫婦揃って大のラーメン好きで、以前は毎週のようにラーメン屋に通っていたのですが、子どもが生まれてからはさすがに気軽に行けなくなりました。そこは少し寂しい変化でしたね(笑)。
ただ、外食に行けない分、毎日食材を選んで手料理を作るようになり、栄養バランスを意識する良いきっかけになりました。それに、子どものミルクや睡眠の時間に合わせて行動するようになったことで、夜更かしが減って朝型の規則正しい生活に切り替わったんです。
これまでは仕事で遅くなると生活リズムが乱れがちだったのですが、結果として夫婦揃って以前よりずっと健康的な毎日を送れるようになったと感じています。
――「育休を取ってよかった」と感じた瞬間や気づきはありましたか?
一番は、日に日に増していく子どもの成長をすぐそばで見られたことです。生まれた時はちょうど3,000gだったのが、毎月1kgずつ大きくなり、気づけば6,500gを超えて倍以上に…!「今この瞬間」を共に過ごせたことは何物にも代えがたい経験になりました。
それと、初めてのことばかりで手探りの連続だったので、「産後の身体の妻一人に任せていたら本当に大変だった」と痛感しましたね。妻から、「よく『産後の恨みは一生』って言うけど、『産後の感謝も一生』だよ」と言ってもらえた時は、二人でこの時期を乗り越えられて、「本当に育休を取って良かったな」と心から思いました。

――素晴らしい名言ですね!復帰後のサポートや、チームの様子はいかがでしたか?
妻も社内メンバーということもあり、社内の仲間や友人から温かいお祝いをたくさんいただいて本当にありがたかったですね。復帰後も週数回のリモートワークを活用したり、コアタイム終了後に一度帰宅して家族と夕飯を食べてから業務を再開したりと、とても柔軟に働けています。
また、仕事面でとても印象的だったのが、自分が不在の間、属人化しがちだったタスクをメンバーが自主的に読み解いて対応してくれていたことです。我が子の成長はもちろんですが、自分が不在でも「自律して動けるチームとメンバーの成長」を実感できたのは、嬉しかったですね。
――最後に、これから育休を考える方へメッセージをお願いします!
これまで長期で休暇を取る経験が全くなかったこともあり、最初は「自分が長期間不在にして業務が回るのだろうか」「チームに迷惑をかけてしまわないか」という不安や迷いが正直ありました。ですが、実際に休んでみて実感したのはチームの頼もしさです。メンバーが自律して業務をフォローしてくれたおかげで心配は杞憂に終わり、自分が休んだことでチームが育つという嬉しい変化もありました。
安心して仕事から離れられたことで、毎日少しずつ大きくなっていく子どもの「今この瞬間」に100%向き合うことができました。妻の言葉通り、「産後の感謝も一生」です。一番手探りで大変な時期だからこそ、夫婦で支え合い、共に成長を見守る時間をぜひ過ごしてほしいなと思います。不安はあるかもしれませんが、家族と過ごすその時間は、今後の人生にとっても大きな財産になるはずです。
最後に
アルサーガパートナーズでは、育休を「制度があるだけ」で終わらせず、東京・熊本・福岡・鹿児島の各拠点にかかわらず誰もが安心して取得できるよう、現場の風土づくりを大切にしています。
誰かが休む時にお互いカバーし合える仕組みと、日頃からのリスペクトがあるからこそ、キャリアの成長を止めることなく、家族との特別な時間に全力で向き合うことができます。
社員一人ひとりのライフステージの変化に寄り添い、個人の成長とご家族の幸せのどちらも諦めずに追求できる組織を目指して、これからも実効性のある環境づくりに取り組んでいきます。
(取材・編集・文=広報室 宮崎)
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