Arsaga Partners, Inc.

WORKS

制作事例

施設利用者向け情報配信アプリ

My Sunshine City

my sunshine city アイキャチ

株式会社サンシャインシティが提供する「My Sunshine City」は、同社が運営する大型複合施設サンシャインシティを利用する方一人ひとりと向き合い、その方に合った価値提供をするための情報配信アプリです。

サンシャインシティ様とアルサーガパートナーズの共創によりリリースされたこのアプリについて、プロジェクトを担当した以下の方々へお話を伺いました。

 

お話を伺った方

株式会社サンシャインシティ
経営企画部ICT推進室 リーダー 兼 コミュニケーション部 リーダー 大木 淳嗣様
コミュニケーション部 ミドルマネージャー 金子 実和子様
オフィス事業部 サブリーダー 北野 真央様

 

(写真左より 金子様、北野様、当社中藤、大木様、斉田様、中村様 )
My Sunshine City プロジェクト担当の皆さん

課題

・すべての人に一律の情報発信では情報量が多すぎて埋もれてしまい、その人が本当に知りたい情報を適切に届けられていない
・重要顧客であるサンシャインシティ内のワーカー個々人に直接情報をお届けできる手段がない
・社内でアプリ開発の知見のある人がいない

 

課題に対するアルサーガパートナーズの対応

・一人ひとりのニーズに合わせターゲットを絞っての配信を可能に
・ワーカー向けサービスの知見の提供やネイティブアプリ開発の経験豊富なエンジニアが対応

 

リリース後の成果

・テストリリース後、わずか1ヶ月程で10,000DLを突破し好スタートを切った
・有益な情報やサービスを届けたい人へダイレクトに提供できるようになった

 

 

コロナ禍で生まれた新しい価値提供の在り方

My Sunshine City開発の経緯

 

大型複合施設サンシャインシティは、オフィス事務所、ショッピングセンター、水族館や展望台などのアミューズメント施設、ビジネス向けや一般の方向けのイベントを開催するイベントホール、噴水広場、劇場、博物館、ホテルなど多様な施設から構成され、『なんか面白いこと、ある。』をスローガンに、皆様にお楽しみいただける施設づくりや価値提供をし続けています。

 

新型コロナウイルス感染症の流行以前は、サンシャインシティに実際にお越しいただく方々へ直接価値提供することに注力していましたが、コロナ禍の影響や急速な社会環境の変化に伴いリアルな場への集客が難しくなったことや価値観の多様化が顕著に見られるようになり、これまでとは違う新しい価値提供の方法を模索するようになりました。

 

サンシャインシティ 大木様
「当社が担うべき本質的な価値の提供とは何かを模索する中、今まで以上に顧客一人ひとりと真摯に向き合うことが重要だと考えましたが、そのための情報取得と価値提供の手段が不足していると感じました。アプリの開発により個々人とのダイレクトな接点を構築し、まずは毎日お越しいただいているサンシャインシティ内のワーカーの方やよく施設をご利用いただく近隣住民の方との関係性を強化していきたいと思いました。

 

サンシャインシティには数多くのショップやレストランの他、アミューズメント施設やイベントホールなど、365日いつでも『なんか面白いこと』があります。これらの情報を、求める人に対して、適切なタイミングに届けることで情報量を最適化し、普段何気なく通っているサンシャインシティの魅力を再発見していただき、この場所に『愛着』を持っていただけるのではないかと考えました。」(大木様)

 

 

こだわりのUIと充実した機能で満足度向上を図る

My Sunshine Cityのこだわった点

 

これまで、サンシャインシティで働く方には、サンシャイシティの市民として紙製の市民証を配布していました。この市民証を提示するとサンシャインシティ内の各店舗でドリンクサービスや割引などの特典を受けることができます。これまで紙に印刷されたカード形式だった市民証をアプリ内の機能として実装しました。

 

「UIの部分では従来の紙製市民証と近い手順でサービスを受けていただけるような導線を目指しました。また、サービスをご利用いただくごとにスタンプが貯まり、一定数のスタンプを貯めるとアプリ内の自分専用水槽に生き物が増えていくような遊び心も入れました。生き物の動きやデザイン、解説にもこだわり、実際のサンシャイン水族館の飼育スタッフが監修しています。

 

ワーカーの方が新入社員でサンシャインシティに来られたら通常は30年以上お勤めになることになります。長い期間でご利用していただく際に、積み重なっていく楽しみがあるといいなという想いからこのような機能を実装しました。」(大木様)

 

一見、アプリ内の画面数は多くないものの、どの画面も裏側の機能が充実したものになっています。お知らせ配信、クーポン配信、スタンプ機能、さらには専用の二次元バーコードを読み込むと店舗の情報や提供中のサービスを表示するなど、様々な処理が組み込まれています。

 


「情報発信量が多い中でもユーザーのニーズに合った情報が届くように配信対象を設定できるようにしたこともこだわった点です。既存のオフィシャルサイトと自動連携をすることで作業の効率化に繋げるだけでなく、それらの情報が一人ひとりの好みに応じて配信できるようになりました。」(北野様)

 

「既存のオフィシャルサイトは当社が開発をしたものではなかったため、アプリとの連携には少々苦労しました。また、AndroidとiOSの開発ではそれぞれの制限が異なるため、ご要望に対して機能の差がでないよう開発を進めました。」(当社中藤)

 

さらに『My Sunshine City』は便利な情報配信サービスで完結するのではなく、アプリというツールを使ってサンシャインシティのファンを増やすことを目指しています。

 

「新たにNPS(ネット・プロモーター・スコア=愛着度を測る指標)をKPIに用いながらサンシャインシティの『市民(=ファン)』を増やすための取り組みを進めていく予定です。このアプリを、お客様との関係性強化に資する施策を生み出すための武器にしたいと思っていたため、情報収集やデータ分析に関する部分は特に要望が多くなってしまいましたが、初期開発の時点で多数の機能を盛り込んでいただきました。このツールを通じて顧客一人ひとりと真摯に向き合い、当社が提供するサービスに還元していきたいです。」(大木様)

 

多様な知見と人が魅力、積極的に伴走してくれるパートナー

アルサーガパートナーズを選んだ理由

 

「数社でのコンペを行った中で、アルサーガパートナーズ様は、ただシステムをつくるだけでなく、小俣社長を中心にサービスデザインにまで踏み込んだご意見をいただいたことに加え、様々な得意分野を持つ社員の方が所属し、良い意味で個性豊かな印象を受けました。その雰囲気が当社と近しく、企業同士の相性の良さを感じたのも決め手の一つです。

 

また、当社の親会社である三菱地所とアルサーガパートナーズ様は昨年に業務提携したことから、三菱地所グループが目指すDXの方向性を理解されており、当社も足並みを揃えることでスムーズなDX推進ができるのではないかとの期待がありました。」(大木様)

 

アルサーガパートナーズは、三菱地所様が運営する丸の内エリアで働くビジネスパーソン向けの情報Webサービス「update! MARUNOUCHI for workers」の運用保守を担い、サービス運用をサポートしています。今回、サンシャインシティ様が検討していたサービスもワーカーが主要なターゲットとなるということで、すでに知見がある点も評価のポイントだったといいます。

 

「サンシャインシティの『なんか面白いこと、ある。』を体現しようとしたときに、がっちりとしたBtoB向けの雰囲気になると硬くなってしまうので、いかにゲーミフィケーション要素を取り入れられるかが重要でした。そういった点でアルサーガパートナーズ様のゲーム開発実績も決め手になりました。」(金子様)

 

サンシャインシティ 金子様

わずか1ヶ月で1万ダウンロードを突破

リリース後の成果

 

「リリース後、およそ1ヶ月で10,000名の方にダウンロードいただけました。初速が伸びた要因としては、ワーカーさんに対して『ダウンロード促進キャンペーン』を4日間実施いたしました。これはユーザー登録するとアプリ内にクーポンが配信され、ドリンクと引き換えられるというものです。ワーカーさん同士の口コミ効果もあり一気にダウンロード数が拡大しました。」(金子様)

 

「アプリ稼働後に実施したアンケートでは、従来の紙製市民証を持ち歩くことや情報を確認するためにWebサイトを見なくてはいけないという煩わしさがあったとの声が多数ありました。アプリ化することでこれらのペインを解消でき、潜在的なニーズに合っていたのかなと思います。

 

また、情報伝達の面でも便利になったとの声が上がっています。これまではワーカーさんにとって有益な情報も、各企業の総務さんを通して展開していただくという手間を掛けてしまっていました。それが有益な情報やサービスを求めている方に対してダイレクトに提供できるようになったと評価いただいています。」(北野様)

 

サンシャインシティ 北野様

愛される「街」となり誇りの持てる場所へ

今後の展望

 

「今後『My Sunshine City』を通し目指す世界観は、サンシャインシティに関わりたいと思う方を増やし、場への愛着によって支えられるまちづくり。デベロッパーとテナントという提供と享受の対向関係ではなく、ステークホルダーとしてより良い環境を一緒に作っていけるような、共同体的な関係性を軸とした新たな複合都市の在り方を模索していきたいです。

 

そのためにはまず、アプリを通して得られるユーザーの声や要望をフィードバックすることで各店舗のサービスや品質の向上につなげ、サンシャインシティのファンを増やしていくところから始めていきます。」(大木様)

 

また、将来的にはユーザー自身が情報を発信できるようローカルSNSのようなコミュニケーション機能の実装も検討していきたいとのことです。

 

「ワーカーさんだからこそ知っている情報や知りたい情報があると思っています。例えば、『手土産はここがおすすめ』『ここのカフェはこの時間帯が空いている』など。このような情報をワーカーさん自身がコミュニティの中で発信し共有していくことでサンシャインシティや池袋という街がより愛着の感じられる場へと変わっていくと思っています。

 

せっかく月20日間もお仕事で通っていただいているので、その場所(サンシャインシティ)を好きになってほしいですね。そういった活動をまずはサンシャインシティで始めていくこと。そして、将来的には池袋周辺の情報もこのアプリから発信し、豊島区とともに街の発展を目指していきたいです。」(大木様)

 

 

■アプリのダウンロードはこちら
iOS:https://apps.apple.com/jp/app/id1597682840
Android:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.my.sunshine.city&hl=ja&gl=US

 

(文:広報室 宮崎)

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